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2008年03月19日

拡張機能の「個別設定」をインポート・エクスポートできるFirefoxアドオン「OPIE」

Firefoxでバックアップしておきたいものの一つにアドオンがあります。

そういうときに使えるアドオンとして、現在のアドオンを丸ごとバックアップできるFEBEなどのツールがありますが、これらでリカバリしたアドオンはまた最初から設定してやる必要があります。


アドオン自体のインストールは、配布ページが存在していれば比較的簡単にできるのでそう神経質にならなくてもいいかもしれませんが、困るのはそれらを利用する際に行っていた拡張機能の設定です。

設定を復旧するのは手作業になり、多くのアドオンがある場合、全てを設定し直すのは非常に面倒です。

それを解消してくれるアドオンが「OPIE」です。


*OPIEはサイトからインストールするのではなく、一旦ダウンロードしてFirefoxへインストールする必要があります。また、その場合、ダウンロードしたファイル[opie-beta3a.zip]の拡張子を[opie-beta3a.xpi]と変更してFirefoxへインストールしてください。


「OPIE」は、FEBEやCLEOと同じ作者が配布しているアドオンで、両者が拡張機能自体のバックアップを行うことを目的としているにに対し、拡張機能の「設定のインポート・エクスポート」を行うことを目的としたアドオンです。

OPIEがあれば、万一のクラッシュの際や、複数のFirefoxに同じ拡張機能の設定を与える場合などに便利です。


<利用方法>


■エクスポート(保存・バックアップ)


OPIEをインストールしたら、ツール→OPIE、もしくは、カスタマイズで追加できる専用のボタンをクリックします。


02_OPIE_Firefox_Add-ons.JPG


01_OPIE_Firefox_Add-ons.JPG


OPIEの設定ウィンドウが開きますので、Exportボタンをクリックしてまずはエクスポートから始めましょう。

最初にExport画面内の[Browse]ボタンをクリックして、設定を保存するフォルダやドライブを選択します。


03_OPIE_Firefox_Add-ons.JPG


(設定は拡張機能の数だけファイルが作成されますので、専用の保存フォルダを一つ作っておいたほうがいいでしょう。)

次に、[Get list]ボタンをクリックすると、現在の拡張機能一覧が自動的に読み込みまれますので、エクスポートしたい拡張機能にチェックを入れます。


04_OPIE_Firefox_Add-ons.JPG


その状態で、[Export]ボタンをクリックすれば、先ほど指定した場所に拡張機能の[設定]が保存されます。

完了すると以下のようなエクスポート完了ダイアログが表示されます。


05_OPIE_Firefox_Add-ons.JPG


保存されたファイルは.prefsという形式になっています。


06_OPIE_Firefox_Add-ons.JPG


*全ての拡張機能の設定がエクスポートされるとは限らず、OPIEが探し出すことができるルート内の設定となります。


見つからない場合や、設定保存場所を自分で変更しているアドオンがある場合などは、[configure]で個別に設定することもできます。


08_OPIE_Firefox_Add-ons.JPG


■インポート(復旧・移行など)


上記で保存した設定内容を、現在のFirefoxや他のFirefoxにインポートしたい場合は、同画面で[Import]に切り替えます。

[Browse]ボタンをクリックして、エクスポートで保存したフォルダなどにアクセスすると、保存された設定ファイル選択画面が開きます。


07_OPIE_Firefox_Add-ons.JPG


ここでインポートしたいアドオン名がついたファイルを選択します。(複数選択可能)

あとは[Inport]ボタンをクリックするだけで、拡張機能の設定を取り込むことができます。

*もちろん、Firefoxに対象となる拡張機能のインストールをしておくことが必要です。


これで、別PCのFirefoxや、別プロファイルに対して同じ拡張機能を同じ設定で使うことができるようになります。

全てのアドオンを入れ直すのは簡単でも、設定を全部するのは面倒で、正確にできるとも限りません。

このアドオンがあれば、全ての拡張に有効とは限りませんが、かなり作業が軽減されると思います。

FEBEやCLEOと同作者のアドオンですので、拡張機能自体のバックアップやリストアはこれらを使い、復旧できたらOPIEで設定をロードという使い方をすればいいでしょうね。

高機能な拡張機能ほど設定項目も多く、やり直すのは大変ですし、思い出すことができるかどうかもわかりません。

そんな時に備えて導入しておきたいアドオンです。


ダウンロード:OPIE(Ordered Preference Import/Export)


*OPIEはサイトからインストールするのではなく、一旦ダウンロードしてFirefoxへインストールする必要があります。また、その場合、ダウンロードしたファイル[opie-beta3a.zip]の拡張子を[opie-beta3a.xpi]と変更してFirefoxへインストールしてください。



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