Firefoxには、そういったセキュリティ系のアドオンも多数用意されていますので、ユーザーとしては使わない手はありません。
ネットで一番多用するブラウザレベルで悪意のあるサイトを検知し、ブロックしてくれるFirefoxアドオン「Firekeeper」は、その中でも簡単で優秀なセキュリティツールです。
「Firekeeper」は、IDS(Intrusion Detection System)と呼ばれるネットワーク侵入検知システムをFirefox上で作動させ、ブラウジング中に遭遇する悪意のあるコンテンツから身を守ることができるというものです。
同様のツールでオープンソースのSnortというものがありますが、それと同じような機能をブラウザレベルで実現するものと言えるでしょう。
「Firekeeper」には、基本セットとしてある程度の”ルール”がセットされていますので、一般的な悪意のある動作はブラウジングする前にブロックすることができます。
また、自分でルールを書き込むこともできますので、Snortなどに詳しい方ならさらに機能を強化することができます。
このツールがどのような働きをするのかは、テストページにあるリンクをクリックすることによって確認できます。(Firekeeperをインストールしてアクティブにしてからアクセスしてください。)
*2008/03/20追記
上記テストページでテストして、正常に動作している場合は下記のようなポップアップウインドウで警告してくれます。
最上段の[test_emf_access.emf]をクリックした場合
2番目の[test_clsid]をクリックした場合
これらが表示されない場合は正常に稼働していない可能性があります。
特に他の動作が重くなるということもありませんので、少しでも安心してブラウジングを楽しみたい方は導入しておいてもいいツールかと思います。
*12月13日追記:oonabe777様からのコメントにあるように、Google Toolbarをインストーしている環境だとFirekeeperがアクティブにならないようです。
試してみたところ、Google Toolbarを入れているとテストページでも危険を促す警告ダイアログが出ず、機能しないことがわかりました。
ツールバーのバージョンにもよるのかもしれませんが、今のところどちらかのアドオンを無効にするしか無いようですのでご注意ください。
oonabe777様、貴重な情報ありがとうございました。
ダウンロード:Firekeeper
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コメントありがとうございます。
Firekeeperインストール後、ステータスバーに焚き火?みたいなアイコンは表示されていますでしょうか?
このアイコンが表示されていて、テストページのリンクをクリックして、エラー表示のような文章が表示されれば動作しています。
焚き火でなく、焚き火が消えた煙のようなアイコンの場合は機能がOFFになっています、この場合はアイコンを右クリックして「Enable Firekeeper」を選択すればONになります。
アイコン自体が表示されていない場合はインストールが正常に行われていない可能性がありますので、一旦削除後、Firekeeperを再インストールしてみてください。
焚き火のアイコンはONになっておりますが上手く動いてないようです。拡張機能をたくさん入れているので何かと干渉しているのかと思われます。
Google Toolbarとは意外なものが干渉していたのですね。
当方は未知のアドオンをインストールする際、テスト用プロファイルで試すことが多く気がつきませんでした。
さきほどGoogle ツールバーをインストールして試したところダイアログが出ず、機能していないことを確認しました。
こういうメジャーなアドオンとの干渉は、どちらも使いたい方には困りますね。
Firekeeperの現バージョンはアルファリリースですので、バージョンアップでどう変わるか様子見するしかないようですね。
一応バグレポートを送信しておきましたので、解決策などが見つかりましたら追ってコメントさせていただきます。
貴重な情報ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
FireFox拡張の紹介、ためになるし面白いです。
ところでFireKeeperをインストールしてテストページに言ってみたのですがクリックした後英語のページが出るのですがFireKeeperがブロックしているかどうかいまいちわかりません、
テストページのこのリンクの場合こう表示されます、といったのを1例でもよいので教えていただけませんか?
よろしくお願いします。
ご訪問&コメントありがとうございました。
ご質問の件ですが、本記事に本日追記させていただきました。
画像のように、アラートがポップアップで表示されれれば正常に稼働してることになります。
クリックした後に英語のページ(上部に2-3行かと思います)が出るということはアクティブになっていない、もしくは他の方のコメントにもあるようにGoogle ツールバーなど他のアドオンとの干渉があって正常に動作していない可能性があります。
Google ツールバーとの相性は当方も実際に検証しましたが、他のアドオンがなんとも言えませんので、面倒ですが一つずつ無効にしながら試してみることをおすすめします。
早速のご教授ありがとうございます。
試してみたところ
どうやら次のアドオンと一緒だとだめなようです。
Extended Cookie Manager 0.8.1
壷に!マークアイコンが表示されます、
正常時は焚き火のアイコン。
たなみにFireKeeperのダイアログにい葉月のように表示されます、見て写したので正確でない部分もあるかと思います。
Error: [Exception... "ServiceManager::GetService returned failure code:" nsresult:"0x80570016 (NS_ERROR_XPC_GS_RETURNED_FAILURE)" location:"JS fram :: chrome://firekeeper/content/common.js :: getServices :: line 97" data: no]
うーむ別のCookie制御を探すか、
FireKeeperのアップ待つかですね。
以上です。
追加
FireFox 2.0.0.12
WindowsXPHOMESP2
Extended Cookie Manager 0.8.1 でしたか・・
やはりなにかアドオンと干渉するツールのようですね。
cookie管理ではメジャーなので代替えを探すのも難しいでしょうし、そのへんは難しいところですね。
現行の0.2.14が2007年10月リリースとなっていますが、ほぼ毎月更新されていた新版が出ていないので次期版もいつかわかりませんし、迷うところですね。
ご報告ありがとうございました。
Extendedの代わりにCSLite 1.3.5
と言うのがありました。
これなら干渉しないようです(テストページダイアログOKです)。
Extendedに比べるとURLのとり方が短い場合があるのが少し難かな?
livedoor.jpはできるけどblog.livedoor.jpは無いとか(Extendedだと短いのと長いやつ両方出るから良い)、設定のしかたとかあるのかよくわからず。
基本的にログインが必要なところ意外は拒否にしてるからログインがひつよなサイトと関連があるところを拒否したいときに少し不便かな、といったところ。
ちなみに肝心のFireKeeperのバージョンかいてませんでしたが0.2.14です。
代替アドオンがみつかってなによりです。CSLiteも今度試してみたいと思います。
FireKeeperも、0.2.14まではちょくちょくアップデートしていたみたいですが、ここ5-6ヶ月は進んでないみたいですね。
この様子では他にも干渉するアドオンが出てきそうなので、それらも含めて解消されたバージョンが欲しいところです。
情報ありがとうございました。