しかし、Webサイトには有害なものや危険なものが多く、それらの判断が付かない子供達にとっては驚異となる場合があります。
また、子供と大人がPCを兼用する場合、もとの環境などを壊されるのを嫌って子供にWeb閲覧をさせたくないという方も多いでしょう。
そんな家族でWeb閲覧を行うユーザーを対象に、子供の安全を考慮したブラウジングをFirefoxで提供してくれるのが「Glubble」です。
「Glubble」は、子供がWeb閲覧を行う際、Firefoxをロックして子供専用のインターフェースを提供し、そこから安全なサイトだけを閲覧できるようにする拡張機能です。
専用のアドオンインストールして再起動後、ユーザー設定を行うことによって利用できます。
<設定・利用方法>
再起動後最初に規約同意画面が表示されますので同意します。
ウィザードが開始されますので、初めての方は"Create new Glubble"をクリックします。
Glubble名、管理者(基本的に親)ユーザー名を任意で入力します。
次に、管理者のパスワードを確認も含めて2回入力します。
パスワードを忘れた際の秘密の質問・答を入力します。
管理者のメールアドレスを確認も含めて2回入力します。
これであなたのGlubbleが作成されました。
次に、左の人の形をしたマークを”Add Child”クリックし、子供をユーザーとして登録します。
子供の名前入力、性別を選択し、OKをクリックします。
子供のパスワードを確認も含め2回入力します。
ユーザーとしての子供が一人追加されました。
複数の子供を登録する場合は同様の操作を繰り返します。
また、家族内の他の大人は緑のアイコンから追加、もう少し大きな子供は赤のアイコンから追加するなど、家族の年齢に応じてWebサーフィンの権限を設定してグループを作ることができます。
ユーザー設定が完了したら次の画面で"Open My Start Page"をクリックしてみましょう。
Windowsのユーザーアカウント選択画面のように、Firefoxを利用したいユーザーが並んで表示されます。
管理者がいつものようにブラウジングしたい場合は一番上の管理者名を、子供がFirefoxを使いたい場合は子供の名前をクリックしてパスワードを入力します。
ユーザーが12才以下の子供の場合、専用のスタートページが表示されます。
アイコンのように並んでいるのはディズニーなど子供が興味を持つ中でも信頼されているサイトで、それぞれをクリックすることによって関連サイトのリンクなどが表示されるようになっています。
また、上部にはFlockのようにサムネイルが表示され、ここからも子供が興味を持ったサイトにジャンプすることができます。
検索窓などもちゃんと容易されていますが、ここでの検索結果は通常のものと異なり、Glubbleユーザーが子供が見ても信頼できるとしたサイトの結果しか表示されません。
この状態でFirefoxを利用する場合は他のアドオンは全て無効になり、子供が勝手にFirefoxの環境を変えることができないようになっています。
このように安全を考慮したブラウジングを子供にさせることが可能で、親はフィルタリングツールなどの導入無しにFirefoxアドオンだけでそれを実現させることができます。
基本的に英語ツールですので、表示されるサイとなどは海外のものばかりですが、検索などは日本語でも可能です。
日本のユーザーならではサイトを信頼サイトとして登録するなどの作業を行っていくうちに、日本のユーザーでもうまく使うことができそうです。
<利用イメージ動画>
家族間で安全なブラウジングを無料で行いたい場合は候補の一つとしてみてもいいですね。
*このアドオンは、他のアドオンとの相性もあるのかかなり重く、フリーズしてしまうことも多々あります。
使い物にならないほど動作が重くなる場合は新規プロファイルの作成などによる利用をおすすめします。
ダウンロード:Glubble
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