このように、サイト制作者の意図したページではなく、閲覧者の好みで表示させるようなことができるのもFirefoxのおもしろいところですね。
しかし、ただ取り除くだけではなく、もう少し踏み込んで編集してしまえるようになればさらに自分だけのページ表示が可能になります。
そのように、任意のページを任意のスタイルで表示させることができるアドオンが「Platypus」です。
「Platypus」を一般的に”取り除く”ことしかできないものが多いアドオンと違い、専用の編集ツールバーの機能ボタンをクリックすることにより現在表示しているWebページを自在に編集することができるようになります。
「Platypus」のおもしろいところは、そうやって編集したページを単なるコードとして保管するのではなく、Greasemonkeyスクリプトとして保存し、そのWebページを表示する際は恒久的に自分の意図したスタイルで閲覧することができるという点です。
編集項目はテキストのスタイル、HTMLの挿入・削除、エリア・パーツの追加・削除、リンク先の変更など多岐にわたり、Webページを作成したことのある方なら、ローカルで編集するのと同じようにカスタマイズすることができます。
自分の好みのスタイルに仕上がったら、ツールバー左側の”Save”ボタンをクリックすることにより、おなじみのGreasemonkeyスクリプトをインストールするという形で保管することができます。
スクリプトが有効になっている間は、編集したWebページはあなたがカスタマイズしたままで表示されるようになります。
(ページ管理者がスタイルを更新した場合はそれが崩れるかもしれません。)
よく利用するポータルサイトや、ツールのページなどに自分だけのコードやリンクを付け加えれば便利なページができるかもしれませんね。
ダウンロード:Platypus
ダウンロード:Greasemonkey
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