しかし、それらはあくまで通知であって、確認するためにWebメールにアクセスしたりしなければなりません。
どうせなら通知・確認だけでなく、そのままメッセージを開き、さらに返信や新規作成などもできれば便利ですね。
まさにメーラーそのものの機能ですが、そういったことがFirefox上でできるようになる拡張機能が「Simple Mail」です。
「Simple Mail」は、Firefoxのタブで動作する簡易メーラーで、POP3を利用するアカウントに対応しています。
もちろんGmailなどのPOP受信対応Webメールにも対応しており、メインアカウントではなく、サブやさほど重要でないアカウントを設定しておけば気軽にメールを利用することができます。
インストール後にまず行うことは通常のメールクライアントと同じくアカウントの設定です。
ステータスバーに追加されたSimple Mailのアイコン を右クリックして”Preferences”をクリックします。
設定画面が開きますので、”Account”→Addボタンをクリックし、開いた画面のGeneralタブでアカウント名、メールアドレス、メールチェックの間隔、受信後にサーバーからメッセージを削除するかどうかなどを設定します。(ImportボタンでThunderbirdの設定を取り込むこともできます。)
POP3タブではPOP3の設定を行います、ホスト名、ポートなどをいつものメーラーに設定しているように記入するだけです。(見本がGmail用です。)
SMTPタブの設定も同様に行います。
また、アカウントの設定は複数行うことができ、必要に応じてアカウントを切り替えてメールの送受信を行うことができます。
オプション画面では、その他にもスタートアップ時のメールチェックや、メーラー画面のタブでの開き方、アドレス帳への登録などができます。
設定が済んだらステータスバーのアイコンをクリックしてみましょう。
メールの受信箱のようなものがタブ内に表示されます。
上部にはメニューが用意されており、Refleshボタンで選択したアカウントのメールチェック、Newで新規作成、Replyで返信などができるようになっています。
返信や新規作成をクリックした場合、新規タブで編集画面が表示されます。ここに送信先や本文を入力し、左上の”Send”をクリックすればメッセージの送信ができます。
このように、一般的なメーラーと同じような操作がFirefox上でできるというわけです。
とはいえ、機能的には名前の通り非常に”シンプル”ですので、半捨てアドや、Webメールの補助的なものとして利用するのがいいかもしれませんね。
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