なんらかの資料として閲覧記録を残したい場合は、スクラップ系のツールなどを使うわけですが、こちらもページごとに一つずつスクラップしていかなければなりません。
あるサイトからリンクを辿るような作業を行い、表示されたページを全て完全に保管するには「Slogger」という拡張機能が便利です。
「Slogger」をインストールしておけば、いつでも必要なときに必要なだけ履歴を完全に保存することができます。
インストールしたら(再起動後に警告が出ますがOKで大丈夫です。)まずはデフォルトの状態で使ってみましょう。
そのままいつものようにいろんなサイトをブラウジングしてみます。
ある程度ブラウジングしてその記録を確認したくなったら、ツール→Slogger→View today's XML log fileをクリックしてみましょう。
今日のページ閲覧記録が新規タブで表示されます。
このログはdatetime(日時)、title(ページタイトル)、www(Webサイト)、local(ローカルに保管されたファイル)、host(ホスト名)という構成の表形式になっており、普通の履歴と違って様々な情報を得ることができ、今後表示されないページもローカルに保存されますので情報をいつでも取り出すことができます。
同じく、View this month's HTML logをクリックしてみると以下のように今月の履歴が表示されます。
ログの中に”color key:personal business”とあるように、設定によりログの記録を分類・色分けすることができます。
その他にも、テキストだけでページを記録するモードや、RDFで記録するモードなどを使い分けることができます。
これらの設定は、ツールバーのカスタマイズで追加できる6個のボタンに割り当てることができ、ワンタッチで各モードでの記録を開始することが可能です。
難点は上記見本の通りページタイトルが日本語に対応していないことです、日本語ページばかり記録したら何が何だか分からないログになってしまいます。
しかしながら履歴ツールとしてはお手軽でスクラップ的な要素も持っていますので、後で閲覧順序通りに印刷したいなどというときには使えるツールかもしれません。
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■ページ丸ごとスクラップ「ScrapBook」
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■画像でもテキストでもさっと切り取ってクリップできる「Clipmarks」
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