それらは、プロファイルフォルダとしてまとめて保管されており、何かあった場合に備えてバックアップしておいたり、ユーザー別に複数のプロファイルを作成することなどができるようになっています。
プロファイルについてはいろんなサイトで詳しく仮説されていますが、今回は、このFirefoxの大切なプロファイルを管理する方法についてまとめてみました。
1.プロファイルフォルダの場所
プロファイルフォルダが存在する場所は、WindowsやMacなどの環境によって若干違います、自分の環境に応じてプロファイルフォルダの場所を把握しておきましょう。
■Windows XP/2000
C:\Documents and Settings\[ユーザー名]\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\[ランダムな8文字の英数字].default
■Windows Vista
C:\users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\[ランダムな8文字の英数字].default
■Windows 95/Me
C:\Windows\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\[ランダムな8文字の英数字].default
■Mac OS
/Library/Application Support/Firefox/Profiles/[ランダムな8文字の英数字].default
以上は基本的に標準インストールした場合のフォルダ名です。このフォルダをバックアップしておけば、いざという場合に設定を復旧することもできます。
2.新規プロファイルの作成
自分のFirefoxに複数の起動パターンを作りたい場合や、複数のユーザーでFirefoxを使う場合など、プロファイルを新規作成して使い分けることができます。(例はWindowsの場合)
a:Firefoxを終了する
b:スタート→ファイル名を指定して実行で開いた入力欄にfirefox.exe -ProfileManagerと入力しOKをクリックする。
(Mac OSの場合のコマンドライン:/Applications/Firefox.app/Contents/MacOS/firefox -profilemanager)
c:ユーザープロファイルの選択というウィンドウが開きますので、”新しいプロファイルの作成”ボタンをクリックします。
d:プロファイル作成ウィザードが開始されます、次へボタンをクリックして新しいプロファイルの名前を入力します。(必要ならば、プロファイル作成場所を変更することもできます。)
e:ユーザープロファイルの選択画面に戻ります。作成した新規プロファイルが表示されているのが確認できます。
f:この画面でプロファイルを選び、”Firefoxを起動”ボタンを押せばそのプロファイルでFirefoxが起動します。
当然ながら作成直後に開いたFirefoxは新規インストール時のようにデフォルトのままです、この後に加えたアドオンや履歴はこのプロファイルに保存されます。
単にブラウジングしたいだけの最軽量バージョンや、Webデザイン時に最適なアドオンだけを入れたバージョン、子供用などいろんなバージョンが作成できますのでうまく使い分けてください。
プロファイルはいくつ追加しても、Firefoxの起動アイコンをクリックした場合はdefaultが起動するようになっています、切り替えたい場合はb:の操作を行うか、あるプロファイルをデフォルトで起動したい場合は、プロファイルを選択して”今後このプロファイルを使用する”にチェックを入れてください。
3.プロファイルフォルダのバックアップ
万一の場合に備えて、プロファイルのバックアップをおすすめします。各種アドオンやツールでも同様の作業は行えますが、直接バックアップしておくのが確実とも言えますのでしっかり実行しておきたいですね。
方法は非常に単純です、容量・時間節約のため、Firefoxのキャッシュを空にします。
ツール→オプション→プライバシータブ内下部の”今すぐ消去”をクリックし、プライバシー情報の消去画面を表示して”キャッシュ”にチェックを入れて”今すぐ消去”ボタンをクリックすれば消去できます。
その後Firefoxを終了し、プロファイルフォルダを表示してそのフォルダごとディスクや他のドライブなどにコピーしておくだけです。
バックアップしたプロファイルフォルダに戻したい場合は、単純に元の場所に戻すだけです。
以上のように、ある程度予期せぬクラッシュなどが起こっても、プロファイルを管理しておけば元の環境は取り戻すことができます。だいたいPCは予期せぬ事が多いものですので、大切なFirefox環境をしっかり管理しておきたいですね。
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