それらのサービスをブラウザのブックマークなどからアクセスして利用するのは当然なのですが、今回Mozillaがリリースしたブラウザは、それら個々のWebサービス専用として使えるものです。
FirefoxベースのWebアプリ専用ブラウザ「WebRunner」は、Firefoxからあらゆる機能を省略し、各Webサービス専用として起動できるブラウザです。
用途としては、ネットバンキング専用ブラウザ、Gmail・Google カレンダーなどのツール個々に絞ったブラウジングなどとなります。
Firefoxベースとはいえ、そのツール専用なので必要ない機能は省かれ、場合によっては単なる窓と言ってもいいほどシンプルな作りです。
例えば、現在リリースされているバージョン0.5では以下のWebアプリが使えるようになっています。(Win・Mac・Linux対応)
Gmail
Google Calendar
Google Docs & Spreadsheets
Google Groups
インストール時に利用するアプリを選択できるようになっており、インストール後にはそれぞれ個別にアイコンが作成され、それらをダブルクリックして起動すれば各Webアプリが一つの窓でブラウジングできるようになっています。
たとえば、Gmailを起動するとこのようにシンプルな画面でいつものようにGmailを操作することができます。
ブラウザ?にはボタン類は一切無く、戻る・進む等の作業はマウスボタンなどで行うことになります。
Google Docs & Spreadsheets起動例
このGoogleアプリを例にすれば、メールだけすぐに確認したい、ドキュメントをすぐに参照したいという場面でもFirefoxのようないつものブラウザを開くことなくアイコンをダブルクリックするだけですぐに単独ツールにアクセスできるのが便利です。
まるでそれだけがローカルソフトとして存在するような感じです。
Webサービスが氾濫する今、重要なサービスやツールはこのように単独で起動できるほうが利便性、安全性はアップするのかもしれません。