本バージョンは久々のメジャーアップデートとなっており、フォルダペイン、カレンダー、チャット関連機能の追加やイメージデータの表示方法変更など、複数の新機能が搭載されているほか、数多くの機能変更、問題点の修正が行われたものとなっています。
すでにThunderbirdをご利用の方には自動アップデートの提供が開始されており、ヘルプメニューよりアップデートすることが可能となっています。
Thunderbird 52.0の主な変更点などは以下の通りです。
■フォルダーペインツールバーを追加
表示→ツールバー→フォルダーペインツールバーにチェックを入れることで、フォルダペイン上段にツールバーが表示され、ここから様々な絞り込み表示を行うことができるようになりました。
■アカウントを削除するときに対応するデータファイルを削除する機能を追加。
■Beckyからの設定をインポートする機能を追加。
■メッセージフィルターをコピーする機能を追加。
■予定とTodoをタブで編集することが可能に。
ツール→オプション→カレンダー内の、[予定とTodoをダイアログウィンドウではなくタブで編集する]にチェックを入れることで利用できます。
■チャットでTwitterのダイレクトメッセージをサポート。
■画像が作成ウィンドウに表示される方法を変更。
本バージョンからイメージはデータURIとして含まれるようになりました。これにより、MS OfficeやLibreOfficeなどのオフィスパッケージとの相互運用性が向上します。
そのほかにも、チャットやIMAPに関する仕様変更や、数多くの問題点修正が行われています。
リリースノート(en)
今回はメジャーアップデートということで多くの機能追加や修正が行われていますので、ユーザーは特別な理由が無い限り、本バージョンへアップデートされることをおすすめします。
ダウンロード:Thunderbird 52.0(mozilla.org)
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