本バージョンでは、各種プラグインサポートの削除、セキュアでないログインページへのアクセスに関する警告表示、ダウンロードパネルの改良などの新機能が搭載されているほか、様々な問題点などが修正されています。
すでにFirefoxをご利用の方には自動更新の提供が開始されており、ヘルプメニューよりアップデートすることが可能となっています。
Firefox 52.0の主な新機能や各種修正点などは以下の通りです。
■WebAssemblyをサポート:これにより、プラグインを使用せずにWebベースのゲーム、アプリケーション、ソフトウェアライブラリを楽しむことができます。
■マルチプロセスFirefoxがタッチスクリーン装備のWindowsシステムで利用可能に。
■セキュアでないHTTPログインページへのアクセス時に警告を表示。
■セキュアでないHTTPサイトが「安全な」属性を持つクッキーを設定することを禁じる仕様を実装。これにより、安全でないサイトが、同じベースドメインの「安全な」クッキーと同じ名前のクッキーを設定することを防ぐことができます。
■ユーザーがあるデバイスから別のデバイスにタブを送信して開くことが可能に。
■いくつかのセキュリティ問題を修正。
■Windows:サードパーティキーボード利用時のテキスト入力を改善。
■プライバシー保護のためBattery Status APIのサポートを削除。
■Flash以外のNetscape Plugin API(NPAPI)プラグインのサポートを削除。これによりSilverlight、Java、Acrobatなどのプラグインはサポートされなくなりました。
■ダウンロードパネルの改良
●ダウンロード失敗時にツールバーにその旨を表示。
●最新の5つのダウンロードへのクイックアクセス。(従来は3つ)
●ダウンロードのキャンセル、再開ボタンを右側に大きく配置。
■WindowsでDirect2Dを使用しない場合、代わりにSkiaが使用されます。
そのほかにも複数の修正や開発者向け機能に関する改良が行われています。
リリースノート(en)
今回は改良点も多く、安全面での修正も多数行われていますので、ユーザーは特別な理由がない限り、本最新版へ速やかにアップデートされることをおすすめします。
ダウンロード:Firefox 52.0(mozilla.org)
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