本バージョンはFirefox ESRをベースとして久々にメジャーアップデートされたもので、見た目に大きな変化は無いものの、かなり多くの新機能が搭載されたものとなっています。
すでにThunderbirdをご利用の方には自動アップデートの提供が開始されており、ヘルプメニューよりアップデートすることが可能となっています。
Thunderbird 45.0の主な新機能などは以下の通りです。
■送信者と受信者を組み合わせた「通信相手」列を追加。
■XMPPのチャットルームとコマンド対応を大幅に改善しました。
■リモートコンテンツに例外を追加するオプションを改善。
■メッセージがプレーンテキストに変換されて予期せず書式が失われるのを防ぐため、常にHTML形式を使用するオプションを追加。
■地図にOpenStreetMapを採用しました。(好きな地図サービスを選択可能)
■件名入力欄でスペルチェックと辞書の選択を可能に。
■メッセージ編集画面に特定のフォントサイズ設定を可能にするドロップダウンリストを追加。
■メッセージ編集画面でReturn/Enterキーを押すことで、初期設定で新段落を挿入するようにしました。(改行はShift+Enterで挿入可能)
■Mail.ru がOAuth認証に対応。
■メッセージのヘッダから名前とメールアドレスのコピーが可能に。
■メッセージ編集時に送信者の編集が可能に。
その他にも数多くの問題点などが修正されています。
リリースノート(ja)
多くの新機能が搭載されているほか、重要な問題点も多数修正されていますので、ユーザーは特別な事情が無い限り、本バージョンへアップデートされることをおすすめします。
ダウンロード:Thunderbird 45.0(mozilla.org)
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