これにより、Flashプレーヤーのクラッシュに悩まされることなく、軽快に動画を楽しめるようになったわけですが、YouTubeの設定でHTML5を有効にしていてもいつの間にか元に戻っていたり、動画によってはFlashプレーヤーが優先的に使われるようなこともあるなど、まだまだHTML5全盛とは言い難い状況となっています。
Flashの問題などにうんざりしているユーザーなら、できるだけHTML5を優先的に利用したいところでしょうが、実際には両者を使い分けるような状況になっている方がほとんどではないでしょうか。
Firefoxに「HTML5 Video Everywhere」というアドオンをインストールしておけば、このような環境でも、多くの動画サイトでできる限りFirefox標準のプレーヤーを使ったHTML5動画再生を行うことができるようになります。
アドオンをインストールすると、デフォルトではFlashプレーヤーが選択されてしまう動画でも、動画サイトの設定に関係無く、可能な限りHTML5で再生してくれるようになります。
■デフォルト
■インストール後
また、HTML5利用中のプレーヤー上で右クリックすると、以下のようなメニューが表示され、ここからビデオのクオリティやフォーマット、字幕の有無などを設定することが可能です。
なお、この機能はYoutubeの他にFacebook, Vimeo, Dailymotion, Break, Metacafeといった多くのメジャーサービスで利用可能です。
オプションでは
■次の動画を自動的に再生
■プレーヤーからYouTubeの署名を抽出する。
■字幕の言語を選択
■標準コーデックの選択
■動画の標準品質
■動画の自動再生
■動画を先読みする
■デフォルトボリューム
■各動画サービスごとに機能を無効化する。
といった設定が可能です。
Flashプレーヤーで動画を再生したくないという方は、このアドオンを使ってできるだけHTML5動画を楽しめるようにしておいてはいかがでしょうか。
ダウンロード:HTML5 Video Everywhere! (Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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■HTML5動画をフルスクリーン表示する際に出る警告を非表示にするFirefoxアドオン「Disable HTML5 Fullscreen Alert」
■YouTubeでHTML5動画の自動再生を無効にすることができるFirefoxアドオン「Stop Tube HTML5」
■YouTubeなどの動画サイトでFlash/HTML5動画の自動再生をブロックできるFirefoxアドオン「FlashStopper」
■コンテキストメニューからHTML5ビデオの再生速度を細かく調整できるFirefoxアドオン「Faster Video」
■HTML5 ビデオ/オーディオ再生中のタブにアイコンを表示してくれるFirefoxアドオン「Noise Control」
■HTML5ビデオ/オーディオをループ再生することができるようになるFirefoxアドオン「Media Loop」