サイト側ではこのような情報を使って適切なコンテンツの表示方法を選択することなどができるわけですが、こうした情報の提供を嫌う方も多いと思います。
また、最近では少なくなってきましたが、特定のブラウザを利用しないとコンテンツが適切に表示されないサイトも存在し、そうしたサイトを利用する度にブラウザを使い分けるのが面倒に感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、Firefoxに「ua-site-switch」というアドオンをインストールすることで、特定のサイトごとに自分の情報を隠したり、Firefoxを他のブラウザであると判別させることができるようになります。
アドオンをインストールすると、ツールバーに専用のボタン が設置されます。
まずは対象となるサイトを表示してボタン右側にある▼をクリックし、設定画面を呼び出しましょう。
設定画面には、対象となるサイトのURLが記述されており、その下にUAが記述できるようになっています。
ここへFirefoxのUAと違うUAを記述、もしくは[hogehoge]などという具合に任意の文字列を記入し、Enterキーを押せば登録が完了します。
以降、そのサイトへアクセスすると、サイト側には記述したUAや文字列が送信されるようになり、OSやブラウザを偽装したブラウジングができるようになるというわけです。
■設定前
■設定後
*ツールバーボタンをクリックしてグレーアウトすれば機能が一時停止となり、正常なUAが送信されるようになっています。
こうして登録されたサイトごとの設定は、登録画面の[All sites]をクリックして一覧表示できるようになっており、ここで[×]ボタンを押すことで設定を削除することが可能です。
このように、非常に簡単な操作で、特定のサイトごとに送信するUAを偽装、もしくは隠すことができるようになるというアドオンです。
ブラウジング時の情報漏れが気になる方や、他のブラウザで開き直すようなサイトがあるという方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:ua-site-switch(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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