このプロトコルは、Googleが開発したSPDYプロトコルがベースとなったもので、Googleなどをはじめ、代表的なサービスも今後はこのプロトコルを採用していくものと思われます。
今回のアップデートでFirefoxユーザーも[HTTP/2]の恩恵を受けることができるようになったわけですが、実際にはアクセスしたサイトが[HTTP/2]に対応しているかどうか判別するのは難しく、ヘビーユーザーでも一手間かけなければ調べることはできません。
一般ユーザーが通信プロトコルを特に意識する必要もないのですが、できればパフォーマンスの目安に通信プロトコルを常時把握しておきたいという方もいらっしゃると思います。
そんな方は、Firefoxに「HTTP/2 and SPDY indicator」というアドオンをインストールしておくことで、表示しているサイトがHTTP/2を採用しているかを簡単にチェックすることができるようになります。
「HTTP/2 and SPDY indicator」は、以前「SPDY indicator」と呼ばれていたアドオンがHTTP/2にも対応したもので、表示サイトの通信プロトコルにSPDY、もしくはHTTP/2が使われていた場合、その状態をロケーションバーに表示してくれるというものです。
アドオンインストール後に任意のサイトを表示し、たとえばそのサイトのプロトコルがHTTP/2ならば、ロケーションバー右側に以下のような青いアイコンが表示されます。
また、プロトコルがSPDYなら緑のアイコン、通常のHTTPなら何も表示されないというように区別されます。
なお、アイコンにマウスを乗せると、SPDYのバージョンなどをポップアップで確認することができます。
このように、ただインストールするだけで、閲覧中のサイトが採用している通信プロトコルを確認することができるようになるというアドオンです。
普段閲覧しているサイトがどんなプロトコルを使っているかが気になる方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:HTTP/2 and SPDY indicator(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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