これにより、起動しているソフトや開いているウィンドウがFirefoxのものであることがわかるようになっているわけです。
しかし、複数のプロファイルを使って運用していたり、ソースなどのサブウィンドウを開いている場合でも全て同じアイコンが表示されるため、各ウィンドウの内容を判別しにくいようなことがあります。
こんなときは、ウィンドウを最大化するなどして確認するしかありませんが、複数プロファイルで複数のウィンドウが開かれているような場合はややこしくて仕方ないですね。
Firefoxに「Change Profile's Window Icons」というアドオンをインストールしておけば、各プロファイルごと、または各ウィンドウごとにこのアイコンを変更することができるようになり、ウィンドウの内容を素早く判別することができるようになります。
「Change Profile's Window Icons」は、タスクバーアイテム、およびタイトルバーに表示されるアイコンをFirefoxのメインウィンドウ、およびソースやエラーコンソール、ブックマークと履歴などの各ウィンドウごとに変更することができるようになるというものです。
アドオンをインストールしたら、まずはオプション画面を開いてみましょう。
デフォルトのオプションウィンドウは上のような構成になっており、ここで以下のような設定を行うことで、様々なウィンドウに任意のアイコンをセットすることができます。
■利用したいアイコン数:ここでセットした数値の数だけアイコンの種類を指定することができます。数値をセット後、[Set number of icons]を押せば決定できます。
■Icon 1....:ここで利用アイコンを決定します。
デフォルトでは見本のようなアイコンが選択されていますが、ドロップダウンで[CHANGE WINDOW ICON DEFAULT]を選択したまま[Browse]を押せばエクスプローラーが開き、アドオンで用意されている複数のアイコンから選んで変更することができます。
また、ドロップダウンでPROFILE DIRECTORYを選択して[Browse]をクリックすると、使用中のプロファイルフォルダが開くようになっており、ここにあらかじめ置いておいたユーザー任意のアイコンをセットすることもできるようになっています。
■アイコンを適用するウィンドウ:上でアイコンを決めたら、そのアイコンを適用するウィンドウを選択します。選択できるウィンドウは以下の通りです。
○メインウィンドウ
○ブックマークと履歴ウィンドウ
○ソースウィンドウ
○エラーコンソールウィンドウ
○コンソールウィンドウ
○デベロッパーツールウィンドウ
適用したいウィンドウにチェックを入れ、最後に[Accept change and Restart Firefox]ボタンをクリックするとFirefoxが再起動され、指定ウィンドウに指定アイコンが適用されるようになります。
最上段でアイコン数を増やしておけば、メインウィンドウにはアイコンA、ソースウィンドウにはアイコンBなどといった具合に、好きなウィンドウに好きなアイコンを適用することができます。
なお、プロファイルが複数ある場合、各プロファイルにこのアドオンをインストールすることで、プロファイルごとに違ったアイコンを使うこともできます。
このように、Firefoxで利用する各ウィンドウに好きなアイコンを設定することができるというアドオンです。
Firefoxで各種ウィンドウを開いて使うことが多いという方や、複数プロファイルを同時起動することがあるというような方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Change Profile's Window Icons(Add-ons for Firefox)
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■タイトルバーやタスクボタン、スタートメニューのFirefoxアイコンを変更してみよう。(Win)