家族で共有しているパソコンや、職場で不特定多数のユーザーがアクセスするパソコンでは、こうしたサイトへのアクセスを監視するのは事実上不可能で、利用者の判断に任せるという姿勢をとっている管理者も多いのではないでしょうか。
しかし、利用者の判断に委ねるとはいっても、子供が有害サイトに熱中したり、会社のPCが悪意のあるサイトに引っかかってからでは遅いですね。
そんな可能性を危惧しているのなら、Firefoxに「Whitelist Ninja」というアドオンをインストールしてみてはいかがでしょうか。
「Whitelist Ninja」は、管理者がホワイトリストに設定したサイト以外へのアクセスを全てブロックすることができるというものです。
アドオンをインストールすると、ツールバーに専用のボタン が設置されます。
このボタンをクリックすると、以下のようなポップアップが開くようになっており、このポップアップ内にある[Enable Blocking]ボタンをクリックすることで、ホワイトリストに登録されていない全てのサイトへのアクセスをブロックすることができます。
管理者がアクセスを許可したい場合、そのサイトを開いてからツールバーボタンをクリックし、[Allow Site]をクリックするか、ブロック中であることを示すページ上の[Allow Site]ボタンをクリックし、パスワードを入力することでそのサイトをホワイトリストへ登録できるようになっています。
*初回許可作業時はパスワード登録ダイアログが開くようになっています。ここでパスワードを(確認を含め)2回入力し、最後にそのパスワードを入力すればホワイトリストへ登録されます。以降は許可作業ごとに1度パスワードを入力することになります。
*ホワイトリストへ登録されたサイトへアクセスしている際は、ボタンが に変化します。
*許可中のサイトもポップアップ内の[Block Site]ボタンを押すことでホワイトリストから外すことができます。
このような作業を繰り返すことで、ホワイトリストへ登録されているサイト以外へのアクセスを全てブロックすることができるというわけです。
また、一般的なウェブサイトだけでなく、about:configやアドオンマネージャなどの内部ページへのアクセスもブロックされますので、不用意に設定を変更されるなどということも防ぐことができます。
登録されたホワイトリスト一覧へは、ポップアップ内の[edit whitelist]をクリックしてパスワードを入力するすることでアクセスすることが可能です。
編集画面は以下のようにシンプルなものとなっており、記述部へ手入力でURLを記入したり、行ごとに登録済みサイトを削除することが可能です。
なお、ポップアップ内の[Disable Blocking]をクリックしてパスワードを入力することで、ツールの機能を一時停止し、全てのサイトへアクセスできるようになります。
このように、よくあるブラックリスト型のアクセス制限ツールと違い、許可されたサイトだけにしかアクセスできないようにすることができるというアドオンです。
アクセス制限を設けたいというPC管理者の方は、試してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Whitelist Ninja(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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