しかし、Firefoxを起動しっぱなしのようなユーザーの中には、ヘルプ→「Firefoxについて」を開くか、再起動を行うまでその更新に気がつかないようなこともあります。
セキュリティなどの観点から、Firefoxは基本的に早めのアップデートが推奨されていますが、このように長時間気が付かないようなことがあると、せっかくのサイレントアップデートも無意味なことになってしまいますね。
そのようなユーザーのために、近い将来のFirefoxでは、最新のFirefoxに更新する準備ができるとメニューボタンに更新通知バッジが表示される予定となっています。
この機能はすでにFirefox 36.0 a2(Aurora)で有効になっており、更新が見つかるとメニューボタンがこのように
この状態でメニューボタンをクリックすると、更新を適用するかどうか尋ねるメニューが表示され、これをクリックすることでFirefoxを再起動して最新版に更新することができるようになります。
同様の機能はFirefox 35.0 Betaにも搭載されていますが、Auroraのようにデフォルトでは機能が有効になっていません。
Betaテスターの方でこの機能を利用したいという方は、以下の方法でアップデートバッジを有効にすることができます。
1.about:configを開く。
2.検索欄に[app.update.badge]と入力する。
3.表示された[app.update.badge]をダブルクリックして値を[true]に変更する。
これで今後、Firefoxの更新準備が整い次第、メニューボタンにバッジが表示されるようになります。
PCやFirefoxを再起動することが少ないが、いち早く更新されたことを知りたいという方は、設定しておいてはいかがでしょうか。
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