これにより、フルスクリーンなどでもきれいな映像を楽しむことができるわけですが、低スペックなPCを利用しているような場合はかなりの負荷がかかり、動画が時々止まったりコマ落ちするなどの現象が現れることもあります。
そのような現象を防ぐには、解像度を落として視聴するか、スペックを上げるしかありません。
しかし、そんな妥協はしたくない、動画のためにコストはかけられないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、Firefoxに「GPU Accelerated Flash Player」というアドオンをインストールすることで、Flashプレーヤーのパフォーマンスを向上させることができるかもしれません。
「GPU Accelerated Flash Player」は、Flashオブジェクト属性に[gpu]を指定してGPUアクセラレーションを有効にし、YouTubeのようなFlashプレーヤーを使った動画を視聴する際のパフォーマンスを向上することができるというものです。
アドオンをインストールした後は、特に何も行う必要はありません。ただインストールするだけで動画再生が今までよりスムーズになります。
効果の違いはPCやGPUのスペックによって異なるかと思いますが、数値で確認したい場合はプレーヤー上で右クリックし、詳細統計情報を表示します。
プレーヤー左上に表示される統計情報の中の[fps](フレームレート)が導入前より上がっていたり、[dropped](駒落ち)の数値が少なくなっていたりすれば、効果は出ていると思われます。
■導入前
■導入後
なお、本アドオンはFlashのバージョンが11.x以上で、最新のGPUドライバが導入されていなければ効果を発揮しません。
アドオンの評価もかなり高く、効果はあるようですので、YouTube動画がどうもスムーズに再生できないという方は、試してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:GPU Accelerated Flash Player(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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残念なことに、バージョン1.33を最期にページが閉鎖され、配布は終了してしまったようです。
このアドオンと類似の機能、効果を持っているアドオンをご存知でしたら教えてください。
GPU Accelerated Flash Playerは今回のHTML5と比較して見てましたが確実に減ってます。非公式のものなら更新wikiのほうにあるので自己責任で使えばいいかと。