これにより、サイト側ではアクセス解析を行ったりすることができるわけですが、悪質なサイトではこの機能を使って結果タイトルとは関係無いコンテンツを表示したり、偽のコンテンツに誘導するなどのスパム行為が行われていることがあります。
このような行為はブラックハットSEOと呼ばれており、検索順位を上げるための行為に使われたりすることがありますが、場合によっては関係無いコンテンツを閲覧させられ、訪問者に何らかの被害が発生することも考えられます。
こういうものは訪問者側で見破ることは難しいものですが、できればそんなリンクは踏みたくないものですね。
Firefoxに「Search Engine Security」というアドオンをインストールしておけば、Google、Yahoo!、Bingなどの主要検索エンジンで表示された結果をクリックした際、相手側にHTTP_REFERERを伝えない、または偽装することによって、検索エンジン経由で訪問したことをわからないようにすることができるようになります。
たとば、Googleの検索結果から確認くんなどにアクセスした場合、以下のようにどこから来たのかがちゃんと読み取られていますが・・・

「Search Engine Security」インストール後はこの値が[none]となり、相手に伝わらないようになります。

*機能有効時には検索結果ページ上部に[Zscaler SES on]と表示されます。
オプション設定では、このようにHTTP_REFERERを伝えないようにする検索エンジンの種類を選択することができるほか、自分で好きなリファラ値を設定してそれをサイト側に伝えるようにしたり、リファラ値を伝えてもいいサイトをホワイトリストとして設定することなどができるようになっています。
このように、各種検索エンジンの結果をクリックした際、相手に検索エンジン経由で来たことをわからなくし、ブラックハットSEOスパム対策を行うことができるようになるというアドオンです。
セキュリティに敏感な方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Search Engine Security(Add-ons for Firefox)
<関連記事>
■日本ユーザー向け検索エンジンの結果内広告を非表示にできるFirefoxアドオン「Ads Cleaner」
■Googleの検索結果内で広告が含まれているリンク色を赤で表示するFirefoxアドオン「Block Ad Sites」
■Googleの検索結果に表示したくないドメインをブロックすることができるGreasemonkeyスクリプト「Google Domain Blocker」
■Googleの検索結果から不要なものを除外できるGoogle Chromeエクステンション「Search Engine Blacklist」
■Googleの検索結果に含まれるトラッキングコードを無効にするGreasemonkeyスクリプト「Google click-tracking disabler」