このオプションを設定することで、閉じるボタンを全てのタブやアクティブなタブ、タブバー上など任意の場所に表示することができたわけですが、Firefox 31からはこのオプションが省略されてしまいました。
これにより、全てのタブに閉じるボタンを表示するしかなくなったわけですが、このオプションを設定されていたユーザーの中には、見た目や操作性が変わるなどの理由から、以前のように閉じるボタンの表示オプションが欲しいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方は、Firefoxに「tabs closebutton restored」というアドオンをインストールすることで、[browser.tabs.closeButtons]オプションを復活させ、閉じるボタンを好みの方法で表示させることができるようになります。
「tabs closebutton restored」をインストールしたらすぐにオプションが表示されるわけではなく、一度about:configを開き、[browser.tabs.closeButtons]を作成する必要があります。
[browser.tabs.closeButtons]を作成するには
1.about:configを開く。
2.ページ上の空白で右クリックし、新規作成→整数値を選択する。
3.表示されたダイアログ内にbrowser.tabs.closeButtonsと入力してOKで閉じる。
4.次に表示されたダイアログ内に、ボタンの表示設定を数値で入力する。
設定できる数値は以下の通りです。
0:アクティブなタブにだけ閉じるボタンを表示する
1:全てのタブに閉じるボタンを表示(デフォルト)
2:すべてのタブに閉じるボタンを表示しない
3:タブバーの端に閉じるボタンを表示する
数値入力後、OKでダイアログを閉じれば即座に表示スタイルが適用されます。
Tab Mix Plusをご利用の方ならこのオプションは現在も生きているかと思いますが、そうでない方で、現行Firefoxでもタブを閉じるボタンの表示スタイルを変更したいという方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:tabs closebutton restored(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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