このような情報収集は、適切なコンテンツを閲覧してもらおうという建前の元に行われているもので、一般的に害は無いものですが、ユーザーの中にはなんらかの理由でこのような情報を偽装したいという方も少なくないと思います。
そんな方は、Firefoxに「Blender」というアドオンをインストールしておくことで、このようなuserAgent情報などの一部を偽装してサイト側へ送ることができるようになります。
「Blender」は、現在アクセスしているOSやブラウザ、言語など、ブラウジングによって送られる情報を簡単に偽装することができるというものです。
たとえば何も対策を行わずにアクセスし、以下のような情報が送られている状態で・・・

このアドオンをインストールすると、サイト側へ以下のような情報が送信されます。

このように、単にインストールするだけで、ユーザーエージェント情報を簡単に偽装することができるというものです。
なお、オプション設定では
■ヘッダ情報を偽装する。
■言語情報を英語であると偽装する。
■サイト独自のフォントを無効にする。
■プラグインを無効にする。
といった動作設定が可能です。
同種のアドオンの中ではかなりシンプルでわかりやすいものとなっていますので、何らかの理由でこうした情報を偽装したいという方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Blender(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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