このようなフラグは最初から設定されているもので、各フラグごとに固有のアイコンが表示され、その機能を果たすようになっています。
しかし、後から作成したフォルダにはこのようなフラグを設定することはできず、たとえばもう一つ「ゴミ箱」というフォルダを作成してもそれは単なる入れ物としてしか利用することはできません。
ユーザーの中には、もう一つゴミ箱を作っておきたいという方や、目的に応じて送信済みフォルダを複数置いておきたいという方もいらっしゃると思いますが、このように単なるフォルダとしてしか機能しないのならあまり意味がありませんね。
Thunderbirdに「FolderFlags」というアドオンをインストールしておけば、このようにユーザーが作成したフォルダや既存のフォルダに対してフラグの編集が可能となります。
「FolderFlags」をインストールすると、各フォルダを右クリックして[プロパティ]を開くと、そこに[フラグ]というタブが追加されます。

ここには、Thunderbirdがデフォルトで持っているフラグの一覧が表示されており、任意の項目にチェックを入れることで、そのユーザーフォルダにフラグを付けることができるようになります。
たとえば上記見本のようにチェックを入れると、単なるフォルダが[ジャンク]フォルダとして正式に扱われるようになるというわけです。
■適用前
■適用後
このように、任意のフォルダに対してフラグの編集を行うことで、デフォルトで用意されている各フォルダと同じように扱うことができるようになるというアドオンです。
用途別に送信済みメールフォルダやゴミ箱を複数作っておきたいという方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:FolderFlags(Add-ons for Thunderbird)
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