このとき、リンクが新規タブで開かれると同時に読み込まれ、フォーカスもそのタブに移動するような挙動となっていますが、大量のリンクを次々に新規タブで開いてしまうと、読み込みが追いつかず多くのメモリを消費してしまうというデメリットがあります。
元ページ内に読みたいリンクが多数あるような場合、こうして開いておいてから後で各ページを読むというようなことはよくあることですが、新規タブに移ったフォーカスを元ページに戻したりするのが面倒だったり、メモリ使用量が増えてパフォーマンスが低下してしまっては意味がありませんね。
Firefoxに「Open Link in Silent Tab」というアドオンをインストールしておけば、このように多くのタブを開く作業を行うときでも、その利便性を保ったまま、メモリを消費せずに新規タブでリンクを開くことができるようになります。
「Open Link in Silent Tab」をインストールすると、リンクコンテキストメニューに[Open Link in Silent Tab]という項目が追加されます。
これを実行すると、そのページの読み込みを行わない状態で新規タブが開き、フォーカスも移ることなく元ページに留まっていることができるようになります。
タブにはリンク先のURLが表示されるだけの状態となり、後でそのタブをアクティブにした際に読み込みが開始されるようになっています。
これにより、元ページから離れることなく、大量のページをサスペンド状態で開くことができるようになるというわけです。
このようにシンプルな機能を持ったアドオンですが、大量のタブを開くことが多いという方には、役立つのではないでしょうか。
ダウンロード:Open Link in Silent Tab(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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