こうしたテキストはサイト管理者側で記述されているものですので、訪問者が嫌だといっても目に飛び込んでくるものです。
このように自分が見たくない文章や、パッと見て理解しにくい文章も、他の文字列に置き換えて表示させることができれば、内容を素早く判断することができたり、不快な思いをせずに済むかもしれませんね。
Firefoxに「FoxReplace」というアドオンをインストールしておけば、このように閲覧者ではどうすることもできないテキストの表現を、自分が好きな文字列に置き換えて表示させることができるようになります。
アドオンをインストールしたらオプション設定を開き、まずは置き換える対象となるサイトやそこに含まれるテキスト、および置き換えて表示させたいテキストなどを設定する必要があります。
オプション設定は以下のような画面構成になっています。
この画面内の[Add]をクリックすると、新規登録画面が表示されます。
画面内の[URLs]セクションで、置き換え対象となるサイトURLを指定します。指定方法が*なども利用可能となっていますので、対象を単に[*]とすることで、適用範囲を全サイトにすることも可能です。
次に[Substitutions]タブに切り替え、対象となるキーワード、およびそれを置き換えるキーワードを入力し、OKで閉じれば置き換え設定は完了です。
*名前欄右のリストから、HTML形式も対象にできます。
*[Match case]で正規表現指定も可能です。
*このような設定はいくつでも作成することができます。
見本の場合、mozilla.org/ja内のページに表示される[Firefox]というワードを[ファイアーフォックス]に置き換えるということになります。
設定完了後、該当のサイトを開き、コンテキストメニュー、またはツールバーに設置できるボタンメニューから[Replace with substitution list..]を実行すれば、ページ内のキーワードが置き換わります。
■ページコンテキストメニュー
■ツールバーボタンメニュー
■実行前
■実行後
このように、あらかじめ登録したサイト内を対象に、任意のキーワードを任意のキーワードに置き換えて表示させることができるようになるというものです。
*この置き換えはタブに表示されるページタイトルにも及びます。
オプション画面では、そのほかにも
■URLの自動更新機能を有効に:指定URLを指定(分)ごとに更新して置き換えます。
■ページが読み込まれる度に自動で置き換えを実行する。
■自動置き換えを○秒ごとに実行する。
■URLも置き換え対象にする。
■スクリプトも置き換え対象にする。
などといった設定が可能です。
このように、特定のページ内で自分が表示させたくないキーワードを他のキーワードに置き換えて表示したり、わかりにくい英単語を一目でわかる日本語表示にするなどといったことが簡単にできるようになるというアドオンです。
単に不快なキーワードを置き換えるだけでなく、英語サイトでも内容を把握しやすくしたり、子供に見せたくないキーワードを変更するなど、様々な使い道ができそうなアドオンですね。
ダウンロード:FoxReplace(Add-ons for Firefox)
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紹介してくださって本当にありがとうございます
大変役に立っています。
良い物を紹介していただいてありがとうございます。