この機能を使えば、メッセージを単に受信箱へ貯めるのではなく、業務や相手によってきちんと振り分けることができるようになります。
しかしThunderbirdは、受信メッセージを仕分けすることができても、送信メッセージに対してフィルタリングを行う機能は用意されておらず、送信メッセージは送信済みトレイなどにまとめて保存する程度のことしかできません。
せっかくうまく振り分けを設定しても、それに対する返信や送信メッセージが他の場所にあるというのはちょっともったいないですね。
Thunderbirdに「Send Filter」というアドオンをインストールしておけば、このように受信メッセージにしか対応していないフィルタ機能を送信メッセージにも適用し、より完全な仕分けを行うことができるようになります。
「Send Filter」をインストールすると、ツール→メッセージフィルタで開くフィルタリング設定画面内に、[送信メールに自動的に適用する]というチェックボックスが追加されます。
ここにチェックを入れて、いつものように差出人や件名、宛先などでフィルタを作成しておけば、その条件が満たされたメッセージを送信した後、送信済みメッセージが指定されたフォルダへ自動的に振り分けられるというわけです。
たとえば、[受信者B]へ[アドレスA]を使ってメッセージを送信した場合、送信完了と同時に[受信者B専用]フォルダへ移動するといったことができるようになります。
すでに作成済みのフィルタをそのまま流用できる場合もあると思いますが、送信メッセージ用のフィルタをいくつか作成しておけば、全体の整理がかなり捗るのではないでしょうか。
相手や用件によってメッセージをフォルダ分けしているというような方は、、これを入れることでかなり便利になるのではないでしょうか。
ダウンロード:Send Filter(Add-ons for Thunderbird)
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■Thunderbirdで自動返信を行う方法。
■Thunderbirdのクイックフィルタをツールバーとして独立させることができるアドオン「QuickFilterToolbar」
返信メールの場合はアカウント設定から「返信元のメッセージと同じフォルダに返信を保存する」設定が可能ですが,新規作成や転送メールだと送信済みフォルダに保存されてしまいます.
このアドオンを使うことで,これらの保存先を任意のフォルダに変更出来ると思います(返信はもともと変更可能ですね).
これを一歩進めて,転送メールを「転送元のメッセージと同じフォルダに転送を保存する」ことは可能でしょうか?
現在は手動で元のフォルダに戻していますが,自動的に同じスレッドとして扱いたいのです.
お知恵を拝借できれば幸いです.