本バージョンではソーシャル機能の改良やSPDY 3.1のサポートなど、複数の新機能の搭載、および修正などが行われています。
すでにFirefoxをご利用の方は、ヘルプメニューよりアップデートを行うことが可能となっています。
Firefox 27.0の主な新機能や改良、修正点などは以下の通りです。
■ソーシャルAPIを改良:複数のサービスからの通知やチャットなどを同時に受けられるようになりました。
■暗号化プロトコルTLS1.2(RFC 5246)をサポート。
■SPDY3.1をサポート。
■'all:unset'を利用してスタイルをリセットできるようになりました。
■JavaScriptデバッガが難読化されたコードを整形し直して表示できるようになりました。
■fieldset要素のoverflow属性が実装され、fieldset内でのスクロールが可能に。
■セキュリティ向上のため、iframeサンドボックスでallow-popupsディレクティブが利用可能に。
■CSSのcursor属性値である-moz-grabと-moz-grabbingをベンダ接頭辞をつけなくても利用可能に。
■SpiderMonkeyがECMAScript6のgeneratorをサポート。
■ECMAScript6の関数Math.hypot() が利用可能に。
■Canvasが破線をサポート。
■Linux上でのコンテントレンダリングにAzure/Skiaが利用できるようになりました。 (Bug 762761)
■いくつかのセキュリティ問題を修正
以上のような新機能の搭載、および改良、修正などが行われたものとなっています。
リリースノート(ja)
なお、未解決の問題として以下の2点が挙げられています。
■Flashビデオを全画面で再生中にバックグラウンドへ切り替えられたFirefoxが再表示時にフリーズする問題。
■ロックされたプロファイルでFirefoxを起動しようとするとクラッシュする問題。
ユーザーは特別な理由が無い限り、最新のFirefoxへ速やかにアップデートされることをおすすめします。
ダウンロード:Firefox 27.0(mozilla.jp)
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