FirefoxやGoogle Chromeでは、このようなときにCtrl+Fでページ内検索バーを表示し、キーワードを入力することで、そのキーワードをページ上でハイライトさせることができます。
しかし、毎回ページ内検索を実行するのも面倒ですし、標準のページ内検索機能では1ワードしかハイライトさせることができず、複数のキーワードを指定することはできません。
Firefoxに「Text Highlighter」というGreasemonkeyスクリプトをインストールしておけば、このようにページ内検索を何度も実行することなく、興味のある複数のキーワード(日本語不可)を任意のページ上で自動的にハイライトさせることができるようになります。
「Text Highlighter」は、あらかじめ指定したページ上で、複数のキーワードをページ読み込みと同時にハイライトさせることができるようになるというものです。
スクリプトをインストールしたら、まずは以下のような設定を行う必要があります。
1.ハイライトを有効にするサイト/ページを指定する。
アドオンマネージャのユーザースクリプトにて、Text Highlighterの設定をクリックして設定画面を表示し、「ユーザースクリプトを実行するページ」画面内の[追加]をクリックし、キーワードハイライトを有効にするサイト/ページを登録します。

URLそのもの、ドメイン/*などを複数登録する他、[*]で全てのページを指定することができます。
2.「ユーザースクリプトを実行するページ」で指定したサイトを開き、Greasemonkeyアイコン横の▼をクリック→ユーザースクリプトコマンド→[Set Keyword]をクリックする。
3.キーワード登録画面が表示されますので、ここにハイライトさせたいキーワードを[,]区切りで入力し、[OK]で閉じます。(大文字・小文字は区別しません。)
これで実行可能ページを開くと、指定したキーワードが自動的にハイライトされるようになります。

なお、ユーザースクリプトコマンド→[Set Highlight Style]をクリックして表示されるウィンドウ内でカラーコードを書き換えたり、[font-weight]を指定することで、ハイライトスタイルを変更することも可能です。
このように、毎回ページ内検索を実行することなく、常に興味のあるキーワードをハイライトさせることができるようになるというスクリプトです。
日本語がヒットしないのが残念ですが、Ctrl+Fも併用できますので、ページ内検索だけでは物足りないという方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Text Highlighter(userscripts.org)
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