このようにシンプルなデザインは好感が持てるものですが、ユーザーの中には古いバージョンで採用されていた立体的なボタンや、カラーアイコンのボタンが気に入っていたという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は、Firefox/Thunderbirdに「Classic Toolbar Buttons」というアドオンをインストールすることで、現行Firefox/Thunderbirdのボタン類を、以前のバージョンで採用されていたスタイルにカスタマイズすることができるようになります。
「Classic Toolbar Buttons」は、Firefox/Thunderbirdのツールバーやタブバー、メニューバーなどに配置されているボタンを以前のスタイルに戻すことができるほか、サイズ調整などボタンの細かなカスタマイズが可能になるというものです。
たとえばThunderbirdにこのアドオンをインストールすると、ツールバーボタンが現在のフラットなものからクラッシックな立体的スタイルへと変更されます。
■デフォルト
■Classic Toolbar Buttonsインストール後
これだけでも境界がわかりやすく、満足される方も多いと思いますが、オプション設定を行うことで、さらに詳細なボタンスタイルのカスタマイズができるようになります。
<Thunderbird版オプション設定>
■クラッシックスタイル適用箇所
○タブバーボタン
○メニューバーボタン
○ナビゲーションツールバーボタン
■アイコンスタイル
○メインアイコンスタイル:Thunderbird1-3やOSXスタイルのアイコンを選択できます。
○ドロップマーカースタイル:明暗、大小の▼マークを選択できます。
■角の半径:メニューバーボタン、タブバーボタン、ナビゲーションツールバーボタンの角半径サイズを変更し、楕円形のボタンなどにすることができます。
■ボタンの最小高:それぞれのボタン高をpxで指定できます。
■ボタンの最小幅:それぞれのボタン幅をpxで指定できます。
■ボタン左右、ボタン上下の間隔:こちらも数値を選んで指定できます。
<Firefox版オプション設定>
■クラッシックスタイル適用箇所
○メニューバーボタン
○タブバーボタン
○ナビゲーションツールバーボタン:大小ボタン、およびAustralisスタイルなどから選択できます。
○ブックマークツールバーボタン
○ブックマークツールバーアイテム/フォルダ
○アドオンバーボタン
○All-In-One-Sidebarボタン
○Placesボタン
○タブスクロールボタン
○戻る/進むボタンのドロップマーカー
■アイコンスタイル
メインアイコン、ドロップマーカー、ダウンロードインジケータ、戻る/進むボタンのスタイルを複数の選択肢から選択できます。
メインアイコンはFirefox4-12や13以降のアイコン、およびその他の個性的なアイコンを選択することが可能です。
戻る/進むボタンに関しては、IEライクなスタイルまで選択できます。
■その他のカスタマイズ
○以前のようにダウンロードウィンドウを単独表示する。
○旧バージョン(緑と青)の証明インジケータを使う。
○進むページが無い場合でも以前のように進むボタンを表示する。
○停止・リロードボタンを以前のようにロケーションバー内に表示する。(およびそのスタイル)
■各バーのボタンの角半径調整
■各バーボタンの上下間隔、左右間隔の調整
以上のように、Thudnerbird版、Firefox版ともに、ツールバーボタンを簡単に以前のスタイルに戻すことができるようになるほか、細部にわたってのボタン調整、およびボタン以外の箇所のクラシックスタイル復旧までもできてしまうという高機能なアドオンとなっています。
このアドオンは以前「Classic Small Toolbar Buttons」と呼ばれていたもので、当初はここまでのカスタムはできませんでしたが、そのころとは全く別物のアドオンに進化していますので、ボタンスタイルを中心にUIのカスタマイズを行いたいという方は、是非使ってみてください。
ダウンロード:Classic Toolbar Buttons(Add-ons for Thunderbird)[再起動不要]
ダウンロード:Classic Toolbar Buttons(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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