サーバー側はこれを受けてブラウザやOSの種類を判断できるようになっており、このような方法をとることで特定のブラウザに特化したページを表示したり、モバイル用のページを表示することができるわけです。
このような情報は基本的にブラウザの種類、OSの種類、各バージョンなどで構成されており、個人情報などを特定できる類のものではありません。
このUA情報は、Firefoxならアドオンで簡単に偽装することもできますし、safariなどにもユーザーエージェントを変更する機能がデフォルトで用意されており、変更するのはそう難しいことではありません。
もし、あなたがこうした情報を取得されるのが嫌だったり、何らかの理由であるブラウザに特化されたページを他のブラウザから閲覧したいというのなら、こうしたツールを使ってUAを偽装してみればいいでしょう。
今回は、そんなUA偽装系アドオンの中から、一定の時間ごとにユーザーエージェントをランダムに切り替えることができる「Random Agent Spoofer」というものをご紹介したいと思います。
「Random Agent Spoofer」をインストールしておけば、任意のユーザーエージェントを選択して偽装するのはもちろん、専用ボタンのクリック、または設定した時間ごとにFirefoxのユーザーエージェントを簡単に切り替えることができるようになります。
アドオンをインストールすると、アドオンバーに専用のボタン が設置されます。
このボタンを右クリックすると、膨大なリストの中から無作為に選択されたユーザーエージェントに素早く切り替わるようになっています。
切り替え実行時はアイコンがカラーに変化 し、どのUAに切り替わったかがポップアップ通知で示されるようになっています。
ボタンは右クリックするごとにON/OFFが切り替わるようになっており、ONになるたびにランダムなUAが選択されるようになっています。
また、ボタンを左クリックすることで設定パネルを表示し、各項目を設定することで、特定時間経過後にランダムなUAに切り替えたり、手動でUAを選んで変更することが可能です。
<オプション設定>
■ランダム切り替え時に:全てのUAを使用/デスクトップブラウザのUAのみを使用。
■特定時間経過後にUAを切り替える。
■UA切り替え時に通知を出す。
■各OS用のUAを選んで手動で切り替える。
このように、ボタンクリック、およびタイマー機能によるランダムなUA切り替え、および手動によるUA変更を行うことができるようになります。
ユーザーエージェントを簡単に切り替えてブラウジングしたいという方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Random Agent Spoofer(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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