しかし、Firefox 24からはこの挙動に変更が加えられ、コンテンツ内のボタンをクリックし、ロケーションバー左端のポップアップ内に表示される許可ボタンをクリックしなければ再生されないようになりました。
このように、Firefox 24からは2回のクリックを経なければコンテンツを再生することができなくなりました。
また、許可したサイトの同一コンテンツは、そのセッション中常に自動的に読み込まれるようになり、ページを移動する度にクリックする必要も無くなっています。
たとえばYouTube動画などを連続して観るような場合、このようにセッション中の許可が継続されるのは便利に感じる方もいらっしゃると思いますが、2回のクリックが必要なことや、サイト内のコンテンツが常に再生されてしまうことに不満を感じるている方もおられるでしょう。
そんな方は、Firefoxに「Click to Play per-element」というアドオンをインストールしておくことで、Firefox 24のClick to Playを以前のような挙動に戻すことができるようになります。
Firefox 24でClick to Play機能が有効になっている場合、プラグインが必要なコンテンツ内にあるボタンをクリックしてもすぐに再生は始まらず、ロケーションバーのポップアップ内にある「今すぐ許可」などをクリックしなければ読み込みを行うことができません。
これがClick to Play per-elementインストール後は、以前のようにコンテンツ内のボタンをクリックするだけで即座に読み込みが始まり、同サイト内の他のページを開く度にボタンをクリックしなければ再生されないようになります。
このように、単にインストールするだけでClick to Playの挙動を元に戻すことができるというアドオンです。
ワンクリックで再生を開始したい方や、無駄な読み込みを抑えたいという方は、使ってみてはいかがでしょうか。
なお、本アドオンを利用するには、about:configにて[plugins.click_to_play]を[true]にして機能を有効にする必要がある他、[plugin.sessionPermissionNow.intervalInMinutes]の値を0にしておく必要がありますのでご注意ください。
ダウンロード:Click to Play per-element(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
<関連記事>
■Google Chromeで[Click to play]機能を有効にする方法。
■Firefox 23.0以降で[Click to Play]機能を使う方法。
■Click to Play機能のサイト別パーミッションを管理することができるようになるFirefoxアドオン「Click-to-Play Manager」