Top 雑記帳 >Mozilla Firefox 30よりリリースサイクルを9週間隔の列車連結モデルに変更。
2013年10月22日

Mozilla Firefox 30よりリリースサイクルを9週間隔の列車連結モデルに変更。

Mozillaは、現在6週間毎となっているFirefoxのリリースサイクルを、Firefox 30より9週間ごとの新サイクルに切り替えると発表しました。

この新しいリリースサイクルは、従来のように次々にチャンネルが繰り上がっていくものではなく、末端の2週間が上位チャンネルとかぶった状態でリリースされるものとなっており、そのスタイルから「Coupled Train Model」(列車連結モデル)と呼ばれます。

現在、FirefoxのチャンネルにはNightly、Aurora、Beta、リリースといったチャンネルがあり、Nightlyから順に6週間毎に上位チャンネルへ移行するようになっています。

このように、現時点では開発版から18週を経て正式リリースというリリースサイクルとなっていますが、Firefox 30より適用される「Coupled Train Model」ではこのサイクルが以下の図のように変化します。


Firefox .jpg


Nightlyは開発から9週間でAuroraへ、Auroraはリリースから2週でBetaへ以降し、7週はAuroraとBetaが同時期に存在することとなります。

Betaは公開後7週でリリースチャンネルへ移行しますが、残り2週はリリースチャンネルと共存するスタイルとなります。

このように、一部のリリースがかぶる「連結」モデルとなりますが、開発当初から正式版リリースまでの期間は18週と変わりません。

この措置はできるだけ多くのユーザーに新しいバージョンを届けるためのもので、リリースが遅くなるというものではなく、開発者の方にとってメリットのある変更になるものと思われます。


参考記事:Coupled Train Model(Google グループ)
posted by moziller at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記帳



この記事をはてなブックマークに登録 follow us in feedly このエントリを del.icio.us に登録 この記事をクリップ!Yahoo!ブックマークに登録
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック