こんな時は、ドローツールなどで適当なサイズにリサイズして再度添付し直すか、複数のファイルを何回かに分けて送信するしかありませんが、このような作業は非常に面倒なものですね。
こんな時、Thunderbird上で画像リサイズを行うことができれば、作業も捗るのではないでしょうか。
そんな機能をThunderbirdに与えてくれるアドオンが「Auto Resize Image」です。
「Auto Resize Image」は、メッセージに添付された画像ファイルを、あらかじめ設定したサイズにしてから送信することができるようになるというものです。
アドオンをインストール後、画像が添付されたメッセージを作成して送信ボタンをクリックすると、各画像をリサイズするかどうかを決めることができるダイアログが表示されるようになります。

デフォルト設定の場合、このダイアログ内で[Confirm]をクリックすれば、最大画像サイズを1024pxにリサイズしてから送信が行われるようになります。

*複数の画像が添付されている場合は同様のダイアログが画像分表示されます。
*画像がリサイズされた場合は添付ファイル名の色が緑(デフォルト値)に変化します。
また、必要ならダイアログ内で以下のような設定を行ってから送信することも可能です。
<ダイアログ内でできる設定>
■General:セッション中に同様の設定を使うかどうかや、このダイアログを表示せずに設定値にリサイズするかなどを決定できます。
■Image(1):リサイズしたい最大サイズ(px)の指定と、最小サイズを指定できます。

■Image(2):画像をJPEG/PNGにコンバートするようにしたり、その品質を設定できます。
■Transformations:画像のフリップ、ローテーション、クロップなどを行うことができます。

■Filename:送信画像を指定パターン名に変更できます。
なお、上記の場合、リサイズ実行は送信ボタンクリック時となりますが、作成ウィンドウツールバーに追加された専用ボタンをクリックすることで、全ての画像やインライン画像のみをリサイズしたり、リサイズした画像を元に戻すといった操作も可能です。
アドオンのオプション設定では、ダイアログ内の設定を含む以下のような詳細設定を行うことができます。
<オプション設定>

■General
○インライン画像をリサイズする。
○添付画像をリサイズする。
○選択した添付画像のみリサイズする。
○何も選択していない場合はすべての画像をリサイズする。
○アクション:すぐに送信、後で送信、バックグラウンドで送信などといった操作時に、(1)インライン画像をリサイズする(2)添付画像をリサイズする(3)1つの画像がリサイズされている場合、他の画像をリサイズしない(4)リサイズを元に戻すことを許可する。
といったアクションを実行できます。
○メッセージにインライン画像ディレクトリやURLを含める。
○POP3/IMAPメッセージの一部に含まれる画像を対象とする。
■Image
○リサイズ時の縦横最大サイズと、最小サイズを指定できます。
○すでにリサイズされた画像をスキップ。
○元画像サイズが指定リサイズ値より小さいときはスキップ
○ファイル形式を変換する。
○画像品質の選択
■Filename:ここではファイル名に関する設定ができます。
■Recipients:ここでは特定の受信者のみリサイズを実行したり、逆にリサイズしないよう指定することができます。
■Interactive mode:送信時に表示されるダイアログの有無を指定できます。
■Miscellaneus:サイズ変更されたファイル名の色や縦横比の保持などの設定が可能です。
以上のように、詳細な設定を行うことで、送信時の画像リサイズが自在にできるようになります。
画像付きメッセージを送ることが多い方は、このアドオンを使ってリサイズの手間などを省いてみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Auto Resize Image(Add-ons for Thunderbird)
<関連記事>
■Firefoxで大きなイメージを表示した際、リサイズせずに確認する。
■画像やFlashをその場でリサイズ・編集したり非表示化などの操作を行うことができるFirefoxアドオン「MediaPlus」
■画像をリサイズしてアップロードすることができるFirefoxアドオン「Shrunked」
■右クリックメニューから画像をリサイズ・回転させることができるFirefoxアドオン「ResizeIMG」
■ウィンドウサイズに合わせてページサイズを自動的に拡大・縮小するGoogle Chrome エクステンション「iZoom」