このように、環境の異なるいくつかのブラウザを使っていると、多くの拡張機能や設定などを管理しなければなりませんが、それらを個別に開いて操作するのはなかなか面倒なものですね。
Windowsユーザーで、このように複数のブラウザがインストールされているのなら、「Auslogics Browser Care」というソフトウェアを利用することで、各ブラウザごとに異なるアドオンやツールバーの管理、検索エンジン、ホームページの変更、キャッシュクリアなどの操作を、一つの画面から設定することができるようになります。
ソフトウェアはDisk DefragなどでおなじみのAuslogics社のホームページにて無料ダウンロードすることが可能です。
exeファイルをダウンロードし、それをダブルクリックすることでインストールが完了するようになっています。
*インストール終了後にソフトウェアが起動するようになっています。
*本ソフトウェア起動中は、対象ブラウザを閉じておく必要があります。
ソフトが起動すると以下のような画面が表示されます。
画面上部には、システムにインストールしているブラウザがタブスタイルで並んでおり、ここで操作したいブラウザを選択するようになっています。
*私の環境ではIE、Google Chrome、Firefoxの3種が検出されましたが、残念ながらOperaは検出されませんでした。
どのブラウザも操作できることは共通となっており、いちいちブラウザを起動することなく以下のような様々な操作ができます。
■ホームページの変更
▼をクリックしてデフォルトなどを選ぶか、入力欄をクリックして任意のURLを記述し、ホームページを変更することができます。
■検索エンジン変更
こちらも▼をクリックして選択できます。
■拡張機能(アドオン)/ツールバーの管理
メイン画面内には、各ブラウザにインストールされている拡張機能やツールバーなどがリストアップされます。
拡張名右側のチェックを緑にすれば機能を有効に、グレーアウトさせることで機能を無効化できるほか、ゴミ箱アイコンがアクティブなものはその場で削除することも可能です。
なお、左側の[Show...]にて拡張機能だけ、ツールバーだけという具合に表示項目を絞り込むことができます。
■キャッシュクリア
右側の[Clear browsing data]をクリックすれば、そこに記載されている○○MB分のキャッシュをクリアすることができます。
■ブラウザの設定をリセット
下部の[Restore...]をクリックすれば、ブラウザをデフォルト設定に戻すことができます。
■通常使うブラウザに設定
上部タブのブラウザ名下にある[Set as...]をクリックすることで、そのブラウザをデフォルトブラウザに設定できます。
[Settings]にて表示されるオプション画面では
■Windows起動時に起動する。
■通知エリアに最小化する。
といった設定が可能です。
このように、複数ブラウザのアドオン管理から設定項目の変更、キャッシュ削除などを非常に簡単な操作で実行することができるというソフトウェアです。
自身でカスタマイズしたブラウザの管理はもちろん、意図せぬツールバーのインストールやホームページ、検索エンジンの変更などがされたような時でも、簡単にケアできそうですね。
ダウンロード:Auslogics Browser Care(auslogics.com)
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