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2013年09月27日

Google Chromeのような情報収集を行わないChromiumベースのブラウザ「SRWare Iron」

08_SRWare Iron.jpg Google Chromeは、大きなシェアを持つGoogle製のブラウザで、今やFirefoxのシェアを抜き、多くのユーザーに使われています。

このGoogle ChromeはChromiumをベースにGoogleが作ったブラウザで、拡張性も高く、Firefoxなどと比べて軽量に動作し、Googleアカウントとのひも付けや、YouTubeを高速に視聴できるなどといった独自のチューンが特徴となっています。

しかしその反面、個別のインストールIDの付与によるクライアントの識別や検索クエリ、URLアクセス履歴の送信など、ユーザーの行動がGoogleに逐一送信されるようになっており、Google Chromeを利用するメリットと引き替えに様々な情報を提供しなければならないようになっています。

このように収集される情報には個人を特定できるようなものは無いとはいえ、Googleアカウントにログインすることによって、結局はひも付けられてしまうということは容易に想像できるでしょう。

Googleのサービスをヘビーに利用されている方なら、何をいまさらといった具合に関知しないかもしれませんが、こうした情報送信が行われていることが気になるユーザーもいらっしゃるでしょう。

そんな方におすすめのブラウザが「SRWare Iron」です。

「SRWare Iron」は、ドイツのSRWare社が独自にリリースしているChromiumベースのオープンソースブラウザです。

インストールプロセスからUI、操作性までGoogle Chromeとほぼ同様のブラウザですが、大きな特徴はGoogle Chromeから情報送信機能などを排除し、プライバシーに配慮したブラウザであるということです。

SRWare Ironは、Google Chromeに備わっている以下のような情報送信機能を削除しています。

■インストールしたブラウザに固有の識別番号を割り当てる機能。
■サジェスト機能のためにアドレスバーに入力した文字をGoogleに送信する機能。
■誤ったアドレスを入力したとき、Googleのサーバーからエラーメッセージを取得する機能。
■クラッシュ時の詳細がGoogleにエラーレポートとして送信される機能。
■Google Chromeがダウンロードされた時にユーザー情報を送信する機能。
■バックグラウンドで自動アップデートを実行するGoogleアップデート機能。
■Googleのホームページを起動した後、5秒で起動するURLトラッキング機能。

このように、Google Chromeに備わっている様々な情報送信機能をカットしたものとなっています。

インストールを行うには、こちらのページから[srware_iron.exe]をダウンロードします。

ダウンロードした[srware_iron.exe]を実行すると言語の選択が可能となっていますので、[日本語]を選択して進めばすべて日本語で進むことができます。(もちろんブラウザ自体も日本語版になります。)


01_SRWare Iron.JPG


02_SRWare Iron.JPG


インストール後に起動すると、Google Chromeとほぼ同じUIで利用することができるようになっており、Google Chromeを使ったことがある方なら違和感なく操作することができます。


03_SRWare Iron+1.jpg


*設定ボタン→[About Iron]を開くと、現在のバージョンは29.0.1600.1であることが確認できます。


04_SRWare Iron.JPG


*自動アップデートが提供されないため、新バージョンは常にウェブサイトで確認して手動インストールすることになりますが、オフィシャルTweitterを購読することで新バージョンの提供をチェックすることが可能です。


06_SRWare Iron+1.jpg


*拡張機能、テーマなどはChrome ウェブストアで提供されているものがほとんど利用できます。

*Google Chromeとの共存ももちろん可能です。また、Google ChromeでGoogleアカウントにログインして同期後、Ironの設定ボタン→「Ironにログイン」にてGoogleアカウントにログインして同期することで、データを移行することもできます。


07_SRWare Iron.JPG


なお、表面には見えない情報送信機能のカットの他にも、以下のような機能が用意されています。


■デフォルト検索エンジンが、情報送信を一切行わない「DuckDuckGo」になっています。

■新規タブページのサムネイルが12個になっています。

■広告ブロック機能:[C:\Program Files\SRWare Iron\adblick.ini]をメモ帳などで開き、ブロックしたいコンテンツのURLなどを1行ごとに記述します。


05_SRWare Iron.JPG


指定が面倒な方は、オフィシャルサイトのブロックリストをメモ帳などで保存し、[adblick.ini]として保存して置き換えておけば、代表的な広告はブロックされると思います。

■ユーザーエージェント(UA)を設定ファイルで指定:[C:\Program Files\SRWare Iron]内にユーザーエージェントを記述した[UA.ini]ファイルを作成することで変更できます。


以上のように、Chromeの機能はそのままに、プライバシーを保護しながらブラウジングを行うことができるようになるというブラウザです。

Google Chromeは気に入っているが、プライバシー情報が漏れるのは気になる、という方は、Ironに乗り換えてみてはいかがでしょうか。


ダウンロード:SRWare Iron(srware.net)


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posted by moziller at 18:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | Google Chrome



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