iCloudを利用されている方なら、ブックマークや連絡先、写真などをPC間で同期することができる「iCloud Control Panel 3.0」も同時に導入されたと思いますが、本バージョンからはFirefoxやGoogle Chromeのブックマークも同期可能となり、Firefox+iPhoneな環境の方も簡単にブックマークを共有することができるようになりました。
管理者も早速この同期機能を利用して、iPhoneとFirefoxのブックマークを同期させてみましたので、その手順をご紹介したいと思います。
<準備>
■iTunesをアップデートする際、Windows 用 iCloud コントロールパネルのアップデートも行っておく。または「iCloud Control Panel 3.0 for Windows」をインストールする。
■Firefoxに専用アドオン「iCloud ブックマーク」をインストールする。
*複数プロファイルがある場合、iCloud ブックマークがインストールされているプロファイルだけが同期対象となります。(自動的に判別されます。)
*Google Chromeとのブックマーク同期を行いたい場合はこちらから同名の拡張機能をインストールしてください。
■iPhoneの設定→iCloud→Safariを[ON]にし、[統合]をタップする。
*上記準備に順番は関係ありません。
<同期の実行>
1.スタートメニューなどから「iCloud」を起動し、お使いのApple IDでサインインする。
2.コントロールパネルのブックマークにチェックを入れ、オプションをクリック。
3.表示されたダイアログ内で[Firefox]にチェックを入れOKで閉じる。
*Firefoxをデフォルトブラウザにしている場合、デフォルトでFirefoxが選択されています。
4.「ブックマークを統合しますか?」ダイアログで[統合]をクリック。
これで同期が開始され、iPhoneのSafariブックマーク内にFirefoxのブックマークが表示され、iPhoneのSafariブックマークがFirefoxに追加されるようになります。
同期はリアルタイムで随時実行されるようになっており、双方で登録、削除の状態を保つことができます。
これにより、PCのFirefox、iPhoneのSafariで気に入ったサイトをいつでも両者から参照することができるようになるというわけです。
デスクトップはFirefox、モバイル端末はiPhoneという方は、この機能を使ってお気に入りサイトをうまく管理されてはいかがでしょうか。
ダウンロード:iCloud ブックマーク(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
<関連記事>
■Firefox/IE/Safariで相互同期が可能になったブックマーク同期ツール「Foxmarks」。
■FirefoxのブックマークをIE7でインポートする方法。
■LastPassに保存したパスワードを[Google Chrome][Safari][Opera]でも利用できるブックマークレット。
■FirefoxのID・パスワードをオンラインに保存してシームレスに同期することができるオンラインツール「LastPass」スタートガイド。