これにより、プラグインの脆弱性による危険を回避したり、重いAcrobatリーダーを使わなくても済むようになったわけですが、このビルトインリーダーではまだ正常に表示させることができないファイルもあり、Adobe Acrobatを使わなければならないシーンも多々あります。
このように、デフォルトリーダーでは正常に表示させることができない可能性がある場合は、画面上部に以下のような通知が表示されるようになっており、ここで[ほかのビューアで開く]をクリックすることでAdobe Acrobatを使ってそのファイルを開くことができるようになっています。
しかし、これを実行しても、ファイルのダウンロード、またはAdobe Readerでファイルを開くダイアログが表示されるだけで、ブラウザ上でスマートに参照することはできません。
こんな時、ワンタッチで利用するPDFリーダーを切り替えることができればかなり便利ですね。
そんな機能をFirefoxに与えてくれるアドオンが「pdfViewerSwitcher」です。
「pdfViewerSwitcher」は、Firefox標準のPDFリーダーを利用して開いているファイルを、Adobe Acrobatで開き直すことができるようになるというものです。
アドオンをインストールすると、アドオンバーに専用のボタン が設置されます。
デフォルトビューアでPDFを参照中、このボタンをクリックすると即座にファイルがリロードされ、Firefox上のAdobe Acrobatで開きます。
■デフォルトビューア利用中
■ボタンクリック後
なお、ボタンを再度クリックすることで、もう一度デフォルトビューアを使って開き直すことも可能です。
このように、PDFを参照するリーダーを簡単に切り替えることができるようになるというアドオンです。
Adobe Acrobatは重いからデフォルトリーダーのままにしているが、機能面でちょっと不満を感じているという方も多いと思いますが、そんな方も、このアドオンがあれば少しはPDFの参照が楽になるのではないでしょうか。
ダウンロード:pdfViewerSwitcher(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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