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2013年08月27日

複数のFirefoxプロファイルを簡単に管理することができるアドオン「Switchy」

Firefoxには、用途に応じて複数のプロファイルを作成することができる機能が備わっています。

この機能を利用することで、開発用などのプロファイルを作って随時切り替えることができるようになるわけですが、デフォルトのプロファイルマネージャではちょっと管理がしにくい面もありますね。

たとえば、デフォルトプロファイル利用中に他のプロファイルでもう一つウィンドウを開きたい場合や、開いているページを別のプロファイルで開き直したいといった時、デフォルトのプロファイルマネージャでは役に立たないこともあります。

このように、複数プロファイルの運用に不便を感じたことがある方におすすめのFirefoxアドオンが「Switchy」です。

「Switchy」は、Firefoxのツールバーに専用のプロファイルコントロールボタンを設置し、ここから別プロファイルでウィンドウを開いたり、指定サイトを他のプロファイルで開きなおすなどといった作業ができるようになるというものです。

アドオンをインストールすると、ツールバーに専用のボタン 01_Switchy Firefox Add-ons.JPG が設置されます。

このボタンをクリックすると、以下のようなパネルが開くようになっています。


02_Switchy Firefox Add-ons.JPG


パネル上部には現在のプロファイル名が表示されており、その下に作成済みのその他プロファイル名がリスト表示されています。

このリストの中から任意のプロファイル名をクリックすると、そのプロファイルでFirefoxを起動することができるというわけです。

デフォルトの場合、別プロファイルを開く際に以下のようなダイアログが開くようになっており、ここで[いいえ]を選択すると現在のプロファイルを閉じずに別プロファイルを起動し、[はい]を選択すると現在のプロファイルを閉じて選択したプロファイルを起動できます。


03_Switchy Firefox Add-ons.JPG


また、Switchyの特徴として、別プロファイル起動時に任意のサイトを開くようにしたり、特定のサイトを指定プロファイルで開くようにセットすることができます。

この機能を利用するには、メインボタン→[Manager]をクリックし、設定画面を表示します。


<特定サイトを任意のプロファイルで開く方法>

設定画面で[Add new website]タブを選択し、以下のような情報を入力します。


04_Switchy Firefox Add-ons+1.jpg


05_Switchy Firefox Add-ons+1.jpg


■開きたいウェブサイトURL(指定サイトをアクティブにした状態で[Manager]をクリックすれば自動記入されます。)

■URLの条件:完全一致やパス、ホスト、サブドメインが違っても同一と判定するなどの条件指定ができます。

■そのサイトを開くプロファイルの選択。

■オプション:そのプロファイルを開くと同時にサイトを開く。または他のプロファイルでそのサイトを開こうとすると上部に通知を表示して開き直す。といった設定ができます。

通知を表示するようにセットしておくと、たとえばサイトAをプロファイル2で開くようにセットしていた場合、プロファイル1でサイトAを開こうとした際、ページ上部に通知バーが表示されます。ここでバー内の[Change profile]ボタンをクリックすれば、サイトAをプロファイル2で開き直すことができます。


06_Switchy Firefox Add-ons+1.jpg


入力、選択後、[Create]ボタンをクリックすれば条件作成完了です。

作成された条件は設定画面の[profiles]タブ内に格納され、ここからいつでも設定を変更したり、削除したりすることができます。


07_Switchy Firefox Add-ons+1.jpg


設定画面内の[Settings]タブでは、以下のような動作設定が可能です。


08_Switchy Firefox Add-ons.JPG


■プロファイル切り替え時に現在のプロファイルを閉じるかどうか。

○現在のプロファイルを閉じる。
○現在のプロファイルを閉じずに両方のプロファイルを開く。
○実行時にどうするか選択する。(デフォルト)

■ナビゲーションツールバーにボタンを表示する:ボタンを表示しなくてもメニューバーの[ツール]→[Switchy]から同様の操作が可能です。

■Firefoxのパス:通常は自動で検索してくれますが、デフォルトインストール場所以外にFirefoxをインストールしているような場合はそのパスを入力してください。

■タイムアウト:タイムアウトまでの時間をミリ秒で指定できます。(意味不明)


この手のアドオンでは「ProfileSwitcher」が有名ですが、「Switchy」は操作も直感的でわかりやすく、サイトごとに開くプロファイルを決める機能がついているなど、優れた点も多いですね。

複数プロファイルを用途に応じて作成しているという方は、このようなアドオンを使って積極的にプロファイルを使い分けてみてはいかがでしょうか。


ダウンロード:Switchy(Add-ons for Firefox)


<関連記事>


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■知っておきたいFirefoxのプロファイル(Profile)管理。

■Firefoxのプロファイルを丸ごとバックアップ・リストアできるソフトウェア「BackupFox」(Thunderbirdにも対応)




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