本バージョンはChromiumベースとなり、Googleの「Blink」レンダリングエンジンが採用となったことでさらに高速化されているほか、新規タブページを中心に複数の新機能が搭載されています。
Opera 15.0は、Windows、およびMacOS版がダウンロード可能となっており、現在のところLinux版は提供されていません。
Opera 15.0の主な変更点などは以下の通りです。
■Blinkレンダリングエンジンの採用による高速化。
■強化されたスピードダイヤル。
ショートカットをドラッグ&ドロップしてグループ化したり、検索機能によるアイテムの絞込みなどが可能になりました。
■スタッシュ機能
アドレスバーの[ハート]アイコンをクリックすることで、閲覧中のページを後で読むためにストックすることができます。
新規タブページ内の「スタッシュ」をクリックすると、保存されたページ一覧を表示することができます。
■ディスカバー
ユーザーの好みに応じた情報をニュースサイトのようにピックアップして表示してくれます。
■オフロードモード
モバイルOperaの圧縮技術を利用し、低速回線利用時のブラウジングを高速化します。Operaボタン→オフロードモードにチェックを入れることで利用可能です。
■アドレスバーと検索バーの融合。
アドレスバーからGoogle検索などが可能となり、候補の表示などもできるようになっています。また、アドレスバー右端のアイコンクリックで表示ページをスピードダイヤルへワンタッチ登録したり、新機能「スタッシュ」への追加などが可能です。
以上のように、ほぼ「Opera 15.0 Next」公開時と同様の改良が行われています。
なお、今後OperaはFirefoxなどと同じように数週間ごとにアップデートされる予定となっています。
また、Opera 12.xは15.0に強制アップデートされることなく継続更新される予定で、しばらくの間はセキュリティと安定性の向上を中心とした12.x独自のアップデートが並行して提供される予定です。
シェアは少ないもののコアなファンが多いOperaですが、FirefoxやGoogle Chromeを使っている方でも十分満足できる性能を持っていますので、興味のある方は使って見てはいかがでしょうか。
ダウンロード:Opera 15.0(opera.com)
<関連記事>
■【Opera 15.0 Next】リリース。WebKitレンダリングエンジンを搭載。