このような変更はもはや攻撃といっても過言ではなく、不快な思いをしながら変更箇所を元に戻した経験があるという方も少なくないのではないでしょうか。
このようなブラウザハイジャックは確認されずに行われることも多く、ユーザーは不審なソフトウェアを安易にインストールしないようにするしか対処のしようがありませんが、Firefoxに「BrowserProtect」というアドオンをインストールしておくことで、ブラウザに何らかの変更が加えられた際、その変更をブロックすることができるようになります。
「BrowserProtect」は、ソフトウェアなどと抱き合わせでブラウザにツールバーが追加されたときや、デフォルト検索エンジン、ロケーションバー検索エンジン、ホームページなどが勝手に変更された際、その旨をポップアップウィンドウで警告し、変更処理をブロックすることができるようになるというものです。
アドオンをインストール後、上記のような変更が行われると、以下のようなポップアップウィンドウがリアルタイムで表示されるようになります。

ここにはタイプ(どこが変更されたのか)、検出したアイテム(何に変更されようとしたのか)、現在のセッティング(変更前のセッティング)が表示されています。
見本の場合は、デフォルト検索エンジンがgoogle.comだったのを、google.co.jpに変更されようとしているがいいのか?という意味となっており、もしこれが望まない変更だったら、右端の[Block hijack]を選択し、下部の[Apply actions]をクリックすることで、変更を阻止することができます。
*下部のshare...Facebookにチェックをいれておけば、このブロックをFacebookにシェアできます。
このハイジャック検知レベルは、アドオンバーアイコン
オプションでは

■プロテクションレベル
○ハイジャック度合いが高いものを検出。
○ハイジャックレベルが中度なものを検出。
○すべての変更を検出する。
■ハイジャックを検知するセクション
○検索バーの検索エンジン
○ホームページの変更
○ロケーションバー検索の検索プロバイダ
■ハイジャック警告ウィンドウ内にFacebookへのシェアオプションを表示する。
といった設定が可能となっているほか、[***Exceptions]タブに例外サイトを記入しておくことで、検索サイトやホームページが例外に変更された際にはブロックしないようにすることができます。

このように、ただインストールするだけで、気が付きにくいブラウザ各部のハイジャックを防ぐことができるようになるというアドオンです。
よくわからないツールバーを追加されたり、検索エンジンが海外の知らないものに変更されたというような経験がある方は、こうしたツールでブラウザを守ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:BrowserProtect(Add-ons for Firefox)
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