本バージョンではDo Not Trackの通知方法の追加やヘルスレポートの実装など複数新機能の搭載、および様々な修正が行われたものとなっています。
すでにFirefoxをご利用の方はヘルプメニューよりアップデートすることが可能となっています。
Firefox 21.0の主な新機能、変更点などは以下の通りです。
■Do Not Track (DNT) のユーザインタフェースを改良。
オプション→プライバシーにて、トラッキングに関する通知方法を3種から選択できるようになりました。
■アプリケーション起動時間の短縮方法を必要に応じて提案。
起動にしきい値以上の時間がかかった場合、ウィンドウ下部にその旨を通知し、起動速度向上に関するTip'sを読むことができます。
この機能を無効にするには、about:configにて[browser.slowStartup.notificationDisabled]を表示してダブルクリックし、値を[true]に変更します。
また、デフォルトの場合、起動が遅いと判別するしきい値は60秒(60000ミリ秒)となっていますが、about:configにて[browser.slowStartup.timeThreshold]を表示し、ダブルクリックして表示されるダイアログに任意の秒数(ミリ秒)を入力することでこのしきい値を変更することができます。
■Firefoxヘルスレポートを実装。
ヘルプ→Firefoxヘルスレポートより、ご利用のFirefoxの状況を確認することができます。
ここでは使用時間やアドオン、プラグインの導入状況が確認できるほか、日ごとの起動時間をグラフで見ることなどができます。
なお、オプション→詳細→データの選択よりこの機能を無効にすることができます。
■新しいタブページで削除されたサムネイルの復元が可能に。
■アドオンSDKローダとAPIライブラリを統合。
■CSS -moz-user-select:noneの振る舞いが -webkit-user-select:none互換へ変更。
■グラフィック性能が向上。
■SpiderMonkeyからE4Xサポートを削除。
■リモートプロファイリングの実装。
■アドオンSDKローダとAPIライブラリをFirefoxに統合。
■<main>要素をサポート。
■style要素のscope 属性を実装。
■ファンクションキーを押した時に機能しないことがある問題を修正。
■閲覧履歴とダウンロード履歴の削除機能を統合。
■いくつかのセキュリティ問題を修正。
以上のような新機能の搭載、および改良などが行われています。
リリースノート(ja)
その他にも様々なバグの修正なども行われていますので、ユーザーは速やかにアップデートされることをおすすめします。
ダウンロード:Firefox 21.0(mozilla.jp)
<関連記事>
■【Firefox 21.0 Beta1】リリース。
「Windows Media Player Firefox Plugin」のインストールを催促するので
リンク先からダウンロードし何度もインストールを試みましたが
Windowsコントロールパネルでは表示されていても
Firefoxアドオンマネージャーのプラグイン項目には表示されません。
「Firefox22はバグだらけ」というブログ記事を読み、それに習い、
確認しながら最新の22から21、更に21から20に落とすと2つのプラグインが復活しました。
「Windows Media Player Firefox Plugin」も復活し動画も視聴可能になっていました。
このプラグインが認識されないと非常に困るので、
この先Ver.20を使い続けなければならなくなってしまう訳ですが
もうこのプラグインは切り捨てられ、二度と認識されないのでしょうか。