こうしたフォームに毎回同じような文章を手打ちで入力するのは非常に面倒ですが、Firefoxユーザーなら、豊富な定型文入力アドオンを使ってこのようなフォームも簡単に埋めることができます。
今回は、そんなアドオンの中から、フォームに記入したテキストをブックマークレットとして保存し、いつでもワンタッチで同じフォームに文章を再入力することができる「Formlet」というものをご紹介したいと思います。
*「Formlet」は、以前このブログでも紹介したことがある「Form Saver」というアドオンが2009年より開発中止になっていることから新たに焼き直したアドオンです。
このアドオンをインストールすると、フォーム内で右クリックして表示されるコンテキストメニューに[Save form with Formlet]という項目が追加されます。
フォームに内容を記入してこれを実行すると、以下のような保存オプションダイアログが開くようになっています。
このオプションでは
■空白を保存する。
■隠れた部分も保存する。
■パスワードフィールドを保存する。
などの条件が指定できるようになっています。
保存オプションを選択してOKをクリックすると、以下のようなブックマーク保存ダイアログが表示されます。
このダイアログは通常のブックマークと全く同じもので、フォルダを選択し、OKをクリックすればブックマークとして保存されるようになっています。
フォームを保存したページを再訪問し、このブックマークレットをクリックすれば、保存時と同じフォーム内に保存したテキストが瞬時に入力されるというわけです。
同一サイト内なら他のページにあるフォームにもワンクリックで貼り付けが可能となっていますので、ドメインごとにフォルダを作成し、複数のフォームを保存しておくのもいいでしょう。
なお、このブックマークレットはjavascriptですので、ブックマークの移動を行えばGoogle Chromeなど他のブラウザでも利用可能です。
オプションでは、以下のような動作設定が可能です。
■保存時に保存オプションダイアログを表示する。
■空白を保存する。
■隠れたフィールドを保存する。
■パスワードフィールドを保存する。
■ブックマークタイトルのパターン(Formlet - タイトル - 日付など)
■保存時にブックマーク保存ダイアログを表示する。
■デフォルトで保存するブックマークフォルダ(ボタンクリックで参照可能)
以上のように、細かなアクションを指定できます。
この手のアドオンは独自のメニューなどからフォームを扱うものが多いですが、このようにブックマークレット化することで、だれにでもわかりやすく、素早く利用することができそうですね。
定型文を入力することが多い方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Formlet(Add-ons for Firefox)
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