Firefoxの場合、そのような現象を緩和するため、独自のCSSプロパティで画像を処理し、拡大時でもできるだけなめらかに画像を処理するようになっています。
このように処理することでギザギザが目立たなくなるわけですが、ピクセルアートなどを拡大した際、なんとなく全体がぼやけたような感じになってしまうという副作用もあります。
エッジはスムーズに描画されるものの、全体的に光沢感がなくなり、対象となる画像によっては不満がでる場合もあるでしょう。
そのような描画方法がイマイチ気に入らないという方は、以下の方法で画像レンダリングに関するプロパティを変更し、拡大画像を鮮明に表示することができるようになります。
1.ヘルプ→[トラブルシューティング情報]を開く。
2.情報ページ上部の[プロファイルフォルダ]部にある[フォルダを開く]ボタンをクリックし、利用中のプロファイルフォルダを開く。
3.プロファイルフォルダ内の[chrome]フォルダを開く。(存在しない場合は新規作成します。)
4.[chrome]フォルダ内の[userContent.css]ファイルを開く。
*[userContent.css]ファイルが存在しない場合は、メモ帳を開き、[userContent.css]で名前を付けて保存し、[Chrome]フォルダ内に置きます。
5.メモ帳などで[userContent.css]ファイルを開き、以下の1行を追加し、上書き保存します。
img { image-rendering: -moz-crisp-edges; }
6.Firefoxを再起動します。
これで画像を拡大表示した場合でも、ぼやけた感じが無くなります。
■デフォルト
■変更後
エッジのギザギザが目立つようにはなりますが、元画像によってはこのように表示したほうが鮮明で見やすいという場合もあるのではないでしょうか。
画像拡大時のモヤモヤ感が気になるという方は、試してみてはかがでしょうか。
*追加した1行を削除し、上書き保存するだけで元に戻すことができます。
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