便利な機能と引き替えに多少重くなってしまうのは仕方がないという面もありますが、極端に重いアドオンを特定することができれば、それに変わる代替アドオンを探して入れ替えるというようなことも選択肢として考えることができますね。
Google Chromeの[about:memory]では、インストールしている拡張機能の個別メモリ使用量を確認することができ、重くなった時にその原因となる拡張機能を特定するような作業も可能ですが、Firefoxの[about:memory]は一般ユーザー向けと言えるものではなく、このようなチェックを行うことはできません。
もし、あなたが多くのアドオンをインストールしているのなら、Firefoxに「about:addons-memory」というアドオンをインストールすることで、Google Chromeのようにアドオン個別のメモリ使用量をチェックすることができるようになります。
「about:addons-memory」をインストール後、ロケーションバーに[about:addons-memory]と入力してEnterキーを押せば、新規タブに以下のようなアドオン個別のメモリ使用状況が表示されるようになります。


最上段にはFirefox本体のメモリ使用量が表示され、その下にはメモリを多く使用している順にアドオン名が並ぶようになっています。
最下部には、メモリを一時的に解放するボタンも表示されるようになっており、これをクリックして若干のメモリを解放することも可能です。

*Jetpackでないアドオンは、このメモリ使用量に算入されない様々な機能を持ったものがありますので、ここに表示される数値が全ての使用量というわけではありません。
こうして各アドオンのメモリ使用量が確認できることで、大量のメモリを消費するアドオンを特定し、代替アドオンとメモリ使用量の比較を行い、より消費量の少ないアドオンに乗り換えるようなこともできるようになります。
大量のアドオンをインストールしている方は、これを使って一度使っているアドオンを見直してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:about:addons-memory(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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■Firefoxに悪影響を及ぼす可能性のあるアドオンリスト。
当然Firefox本体が最もメモリを使用しているだろうと思っていたのですが、これには驚きました。
AutoPagerize 115.31 MB 42.3% 13.6%
Mozilla Firefox 89.02 MB 32.7% 10.5%
本文中に、
> 最上段にはFirefox本体のメモリ使用量が表示され、その下にはメモリを多く使用している順にアドオン名が並ぶようになっています。
と記述がありますが、アドオンの方がメモリ使用量が多い場合はそちらが上段に並ぶようです。
有用なアドオンを紹介して下さってありがとうございました。