このとき、ツールバーやタブバー、アドオンバーは自動的に隠れるようになっており、ウィンドウ上部にマウスをポイントすることでタブバーとナビゲーションツールバーを表示することができます。
このようなツールバーの挙動は特に過不足無いものですが、慣れていないと案外使い勝手が悪く感じることもありますね。
そんな方は、Firefoxに「Toolbar Autohide」というアドオンをインストールすることで、フルスクリーン時のツールバーの挙動を細かくカスタマイズすることができるようになります。
「Toolbar Autohide」は、フルスクリーン時にマウスポイントでバーを表示する際、コンテンツを下部へ追いやって表示させるのではなく、コンテンツにオーバーレイしてバーを表示させることができるようになる機能をはじめ、バーの出し入れに関するアクションを変更したり、特定の条件下でバーを開閉させたりすることができるというものです。
アドオンをインストールしてフルスクリーンモードにし、マウスをウィンドウ上部にポイントすると、バーがページ上部に重なるように表示されるようになります。

これにより、コンテンツが下部へ追いやられることなく、大きなスペースを保ったまま操作を行うことができます。
また、以下のようなオプション設定を行うことで、フルスクリーン時における各種バーの表示方法や挙動などを細かくカスタマイズすることができます。
<一般>
■バーを出し入れする際にスライド表示を行うかどうか。[None]選択でアニメーション効果なしとなります。
■タイミング
○バーをスライド表示する際、○ミリ秒かけて表示する。
○バーをスライドさせて隠す際、○ミリ秒かけて隠す。
○バーが隠れるまでの遅延時間(ミリ秒)
■タブバーの表示
○自動的に隠す。
○複数のタブを開いている場合は表示させる。
○常にタブバーを表示する。

<最大化>
○ウィンドウを最大化した時にツールバーを自動的に隠す。
○ツールバーを常に表示する。
○最大化時もフルスクリーン時同様のツールバーアクションにする。
<イベント>
■タイトル変更時の挙動
○タブのタイトルが変更されたらバーを表示する。
○ピン留めタブのタイトルが変更された場合にバーを表示する。
■以下のイベントがあった場合、バーを表示する。
○タブを開いたとき。
○タブを閉じたとき。
○タブが選択されたとき。
○URLが変わったとき。
○表示後、自動的に閉じるまでの遅延時間。
<スタイル>

■アドオンバーのスタイル
○透過スタイル
○デフォルト
■タブバーの背景
○透過スタイル
○なし
以上のように、タブバーやナビゲーションツールバーの挙動や特定条件によるアクションの実行、スタイルなどを細かに調整することができます。
フルスクリーン時のツールバーアクションがちょっと不便に感じていた方は、これを使ってカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。
*ツールバーに大きなアイコンを使っている場合や、Tab Mix Plus導入の環境で多段タブを設定している場合に表示が崩れるバグがあるようです。
ダウンロード:Toolbar Autohide(Add-ons for Firefox)
<関連記事>
■Firefoxのスクリーン状態を簡単に切り替えることができるアドオン「Full Screen Plus」
■Fireofx 3のフルスクリーンモードを調整する方法。
■カスタマイズ可能なフルスクリーン環境を実現する「FullerScreen」
■Firefoxにカスタマイズしたスクリーンモードを追加できるアドオン「Minimode」