本バージョンではIonMonkeyエンジン搭載によるパフォーマンスの向上をはじめ、Retinaディスプレイのサポートなど数多くの改良が施されています。
すでにFirefoxをご利用の方は、ヘルプメニューからのアップデートが提供されています。
Firefox 18.0の主な変更点などは以下の通りです。
■新JavaScriptJITコンパイラ「IonMonkey」エンジンの採用によるJavaScript処理の高速化
Kraken JavaScript BenchmarkではFirefox 17比で26%、V8ベンチマークではFirefox 17より7パーセント速く、Firefox 15より20%速くなっているという結果が出ています。
参考記事:IonMonkey in Firefox 18
参考記事:IonMonkey エンジンを搭載し JavaScript を高速化した最新の Firefox ベータ版を公開しました
■Mac OS X 10.7以降でRetinaディスプレイをサポート。
■WebRTCの初期的サポート。
■HTMLの拡大アルゴリズムを改良し、画像の表示品質を向上。
■タブ切り替え時のパフォーマンスを改善。
■新しいDOMプロパティwindow.devicePixelRatioをサポート。
■署名付拡張機能の証明書の扱いを改善し、起動時間を短縮。
■W3CのTouchイベントを実装。
■HTTPSページで安全でないコンテンツの読み込みを無効化。
この機能を有効にするにはabotu:configにて設定を行う必要があります。[security.mixed_content.block_active_content]の値を[true]にすると、スクリプト、スタイルシート、プラグインコンテンツ、インラインフレームがブロックされ、[security.mixed_content.block_display_content]を[true]にするとそれ以外の画像、音声、動画 といった静的コンテンツをブロックすることができます。
■プロキシを利用しているユーザ環境での応答性が向上。
以上のようにIonMonkeyエンジンに関する記述以外はBeta時のリリースノートに記載されている内容と同じものとなっています。
リリースノート(en)
その他にも
■Personasのアニメーションをロードする機能を削除。
■開発ツールにプレビュー機能を搭載。
この機能を有効にするには、about:configにて[devtools.inspector.markupPreview]の値を[true]にする必要があります。
■ビルトインPDFビューアに印刷ボタンを追加。
参考記事:Firefox 15以降に搭載されているPDFビューア機能を有効にする方法。
などの変更・改良が行われています。
今回の目玉である「IonMonkey」の搭載で、さらに快適なブラウジングができそうですね。
バージョン17では何かと不具合も見つかりましたが、Firefoxをご利用の方は、この最新版へ速やかにアップデートされることをおすすめします。
ダウンロード:Firefox 18.0(mozilla.jp)
<関連記事>
■【Firefox 18.0 Beta 1】リリース。
FFX 17==>FFX 18 に アップして
Java Plugin が 使えなくなりました
(JavaSE 7u10 ) java.exe, version 7.0.100.18
回復させる方法ありましたら 教えてください
横ですが firefox で java プラグインが使えない場合、
1. うまくインストールされていない、有効化されていないか
2. プラグインが古いか
3. プラグインを許可しないと使えない設定になっているか
ではないかと思います。
1 のため、まずアドオンのプラグインのところでインストールの状態を確認するのがいいかもしれません。
あるいは、もしかしたらアップグレード時に無効化されているかも。
Java は 7u10 なので 2 はなさそうですね。
1 であるなら再インストールしなおしてみる(アンインストールしてからやるとより効果的?)か、
3 であれば少し前に導入された click to play を確認してみると良さそうです。
> Firefox で自分が許可した Flash だけ再生する様に切り替える方法
(アドレスがはれないようなので、上ので検索してみてください)
もし 2 の場合は以下が参考になります。
> 古いバージョンの Java プラグインの更新とブロック解除
(アドレスがはれないようなので、検索してみてください)