Top Firefox >【Firefox 18.0】リリース。[IonMonkey]搭載でパフォーマンス向上。
2013年01月09日

【Firefox 18.0】リリース。[IonMonkey]搭載でパフォーマンス向上。

05_Firefox 18.0+1+1.jpg 予定より若干遅れてFirefox 18.0がリリースされました。

本バージョンではIonMonkeyエンジン搭載によるパフォーマンスの向上をはじめ、Retinaディスプレイのサポートなど数多くの改良が施されています。

03_Firefox 18+1.jpg


すでにFirefoxをご利用の方は、ヘルプメニューからのアップデートが提供されています。

Firefox 18.0の主な変更点などは以下の通りです。

■新JavaScriptJITコンパイラ「IonMonkey」エンジンの採用によるJavaScript処理の高速化

Kraken JavaScript BenchmarkではFirefox 17比で26%、V8ベンチマークではFirefox 17より7パーセント速く、Firefox 15より20%速くなっているという結果が出ています。


01_Firefox 18.0.jpg


02_Firefox 18.0.jpg


参考記事:IonMonkey in Firefox 18

参考記事:IonMonkey エンジンを搭載し JavaScript を高速化した最新の Firefox ベータ版を公開しました


■Mac OS X 10.7以降でRetinaディスプレイをサポート。

■WebRTCの初期的サポート。

■HTMLの拡大アルゴリズムを改良し、画像の表示品質を向上。

■タブ切り替え時のパフォーマンスを改善。

■新しいDOMプロパティwindow.devicePixelRatioをサポート。

■署名付拡張機能の証明書の扱いを改善し、起動時間を短縮。

■W3CのTouchイベントを実装。

■HTTPSページで安全でないコンテンツの読み込みを無効化。

この機能を有効にするにはabotu:configにて設定を行う必要があります。[security.mixed_content.block_active_content]の値を[true]にすると、スクリプト、スタイルシート、プラグインコンテンツ、インラインフレームがブロックされ、[security.mixed_content.block_display_content]を[true]にするとそれ以外の画像、音声、動画 といった静的コンテンツをブロックすることができます。

■プロキシを利用しているユーザ環境での応答性が向上。

以上のようにIonMonkeyエンジンに関する記述以外はBeta時のリリースノートに記載されている内容と同じものとなっています。


リリースノート(en)


その他にも

■Personasのアニメーションをロードする機能を削除。

■開発ツールにプレビュー機能を搭載。

この機能を有効にするには、about:configにて[devtools.inspector.markupPreview]の値を[true]にする必要があります。


04_Firefox 18+1.jpg


■ビルトインPDFビューアに印刷ボタンを追加。

参考記事:Firefox 15以降に搭載されているPDFビューア機能を有効にする方法。


などの変更・改良が行われています。

今回の目玉である「IonMonkey」の搭載で、さらに快適なブラウジングができそうですね。

バージョン17では何かと不具合も見つかりましたが、Firefoxをご利用の方は、この最新版へ速やかにアップデートされることをおすすめします。


ダウンロード:Firefox 18.0(mozilla.jp)


<関連記事>


■【Firefox 18.0 Beta 1】リリース。

posted by moziller at 02:22 | Comment(3) | TrackBack(0) | Firefox



この記事をはてなブックマークに登録 follow us in feedly このエントリを del.icio.us に登録 この記事をクリップ!Yahoo!ブックマークに登録
この記事へのコメント
Windows 7 Proで
FFX 17==>FFX 18 に アップして
Java Plugin が 使えなくなりました
(JavaSE 7u10 ) java.exe, version 7.0.100.18

回復させる方法ありましたら 教えてください
Posted by KEN-CHAN at 2013年01月11日 15:30
> KEN-CHAN
横ですが firefox で java プラグインが使えない場合、
 1. うまくインストールされていない、有効化されていないか
 2. プラグインが古いか
 3. プラグインを許可しないと使えない設定になっているか
ではないかと思います。

1 のため、まずアドオンのプラグインのところでインストールの状態を確認するのがいいかもしれません。
あるいは、もしかしたらアップグレード時に無効化されているかも。
Posted by わた at 2013年01月11日 18:33
(続き)
Java は 7u10 なので 2 はなさそうですね。
1 であるなら再インストールしなおしてみる(アンインストールしてからやるとより効果的?)か、
3 であれば少し前に導入された click to play を確認してみると良さそうです。

> Firefox で自分が許可した Flash だけ再生する様に切り替える方法
(アドレスがはれないようなので、上ので検索してみてください)

もし 2 の場合は以下が参考になります。
> 古いバージョンの Java プラグインの更新とブロック解除
(アドレスがはれないようなので、検索してみてください)
Posted by わた at 2013年01月11日 18:39
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック