この機能を有効にすれば、Adobe PDF Readerなどを利用することなくドキュメントを素早く安全に開くことができるようになります。
Firefox 15の時点では日本語表記を行うことができないなど未完成な部分もあったのですが、Firefox 17で試したところほぼまともに表示できるようになっていましたのでその機能を有効にする方法をご紹介したいと思います。
Firefox標準のPDFビューアはデフォルトでは有効になっておらず、以下の操作を行うことで機能を利用することができるようになります。
1.about:configを開く。
2.フィルタ欄に[pdfjs.disabled]と入力する。
3.表示された[pdfjs.disabled]をダブルクリックし、値を[false]に変更する。
4.about:configを閉じる。
5.Firefoxオプション→プログラム→[PDF 文書]横の[取り扱い方法]にて、[Firefoxでプレビュー表示]を選択する。
これで今後はPDF文書を開く際、Firefox標準のPDFビューアを使って文書が開かれるようになります。
ドキュメント表示中はページの移動、サイドバーでのプレビュー表示、拡大、縮小、保存など、一般的なビューア同様の操作が可能となっています。
なお、文書によっては表示がおかしいなどの不具合が出る場合もありますので、その際は通知バーに表示される[ほかのビューアで開く]ボタンをクリックすることでAdobe PDF Readerなどを使って開き直すこともできます。
この機能を使うことによってAdobe PDF Readerなどを使う場合と比べてセキュリティ上のリスクが軽減される、表示が若干高速化されるなどのメリットがあるとのことですので、興味がある方は有効にしてみてはいかがでしょうか。
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