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2012年10月10日

【Firefox 16.0】正式版リリース。

Firefox 16.0正式版がリリースされました。

本バージョンではJavaScriptの応答性が向上されるなどいくつかの変更が行われていますが、一般ユーザーにとって特に目立つ変更点もなく、地味なアップデートとなっています。

すでにFirefoxをご利用の方は、ヘルプメニューよりアップデートが可能となっています。


01_Firefox 16.0+1.jpg


Firefox 16.0の主な変更点などは以下の通りです。

■Mac OS XでVoiceOverの限定的なサポートがデフォルトで有効に。

■Webアプリケーションサポートの初期実装を導入。

■アチョリ語とカザフ語に対応。

■インクリメンタルガーベジコレクションの導入によりJavaScriptの応答性を向上。

■開発者ツールに簡単にアクセスできるボタンと新しいコマンドラインインターフェイスを備えた開発者ツールバーを搭載。


02_Firefox 16.0+1.jpg


■Firefox 16ではCSS3 Animations, Transitions, Transforms and Gradientsのベンダー接頭辞が外れます。

参考記事:Firefox 16 のサイト互換性に関わる修正のまとめ

■スクラッチパッドに「最近開いたファイルを開く」メニューを追加。

■デバッガがページをリロードした際に、指定したブレークポイントで停止しない問題を修正。

■デジタル署名のハッシュアルゴリズムにMD5はサポートされなくなります。

■Opus音声コーデックがデフォルトで有効に。

■CSS3 Animationsで逆方向アニメーションに対応。

■[about:memory]でタブ毎のメモリ使用量が確認可能に。

■リリース前のFirefoxではユーザエージェント文字列にメジャーバージョンだけが含まれるようになりました。

以上のような新機能の搭載、および修正・変更などが行われています。

リリースノート(jp)

華やかな更新内容はありませんが、応答性、安定性などは確実に向上していますので、ユーザーは速やかにアップデートされることをおすすめします。


ダウンロード:Firefox 16.0(mozilla.jp)


<関連記事>


■【Firefox 16.0 Beta1】リリース。

■【Firefox 16.0 a2(Aurora)】リリース。

posted by moziller at 00:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | Firefox



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この記事へのコメント
「複数のタブを閉じる」(browser.tabs.warnOnClose)を無効にしている場合に正常に機能しないようです。
プロファイルを削除してみましたが、ローカルの環境には依存せず再現しました。
これが使えないと余計な1アクションが必要になり意外に不便です。利用されている方は注意してください。
Posted by kes at 2012年10月10日 04:24
16.0.1についても同様の事象が発生していたので調べてみたところ、仕様が変更されて正規の動作と扱われていることが分かりました。この挙動を変更するためには「Tab Mix Plus」というアドオンを使う方法があるようです。

15.0.1など古いバージョンに戻すという方もいらっしゃるかもしれませんが、脆弱性が残っていることから大変危険な選択です。公式で古いバージョンが公開されないのはこうした理由からです。そのことを理解したうえで対処方法を検討してください。
Posted by kes at 2012年10月14日 22:30
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