このアドオンを使えば、特に難しい操作を行わなくても代表的な広告要素はかなりの確率で非表示にすることができますが、それでもまだいくつかのテキスト広告などは表示されてしまいます。
未知の広告サービスがまだいくつも存在することや、コンテンツとの判別が付きにくいような広告要素が多数あるためそこまで完全にブロックできないのが実情だとは思います。
しかし、時にはいつものサイトで明らかに広告であることがわかっていて、なおかつそれが不要であると判断できるものもあり、こうした要素に対してもなんらかの処置を行いたいという方もいらっしゃると思います。
Firefoxアドオンの中には、そんなユーザーのためにページ内にある任意のコンテンツを非表示にすることができるアドオンがいくつかありますが、今回は、そのような機能をAdblock Plusに追加し、こうしたテキスト広告や任意の要素を簡単に非表示にすることができる「Element Hiding Helper for Adblock Plus」というものをご紹介したいと思います。
「Element Hiding Helper for Adblock Plus」は、「Adblock Plus」と併用してウェブページ内で選択した要素をブロックするためのフィルタを簡単に作成することができるというものです。
「Adblock Plus」ユーザーが「Element Hiding Helper for Adblock Plus」をインストールすると、「Adblock Plus」のコントロールボタンをクリックして表示されるメニュー内に[選択した要素を隠す]という項目が追加されます。
目的のサイトをアクティブにした状態でこれを実行すると、ページ内の各要素がマウスオーバーで選択できるようになります。
マウスが移動するたびに要素が赤枠で囲まれるようになっていますので、非表示にしたい要素を決め、クリックで確定させます。
なお、実行時には以下のようなショートカット一覧がポップアップ表示されるようになっていますので、こうしたキーを使って選択ノードの拡縮を行ったり、選択部分のソースを確認したりすることもできます。
確定と同時に以下のようなルール作成ウィンドウが開くようになっていますので、ここで対象となるドメインや条件を選択し、[要素の非表示ルールを追加]をクリックすれば、今後その要素が表示されなくなります。
*[プレビュー]にチェックを入れておけば、どのように非表示となるかを実際に確認してからルールを追加することができます。
このように、非常にシンプルな操作で不要なコンテンツを非表示にすることができるようになるというアドオンです。
同種のアドオンはいくつもありますが、メジャーな「Adblock Plus」の一機能として利用できるのが便利ですね。
「Adblock Plus」を使っている方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Element Hiding Helper for Adblock Plus(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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