Thunderbird 13.0 Betaが公開された当初、この[Filelink]で使えるオンラインストレージサービスにはDropboxも含まれていましたが、正式公開後はリストから除外されており、現在は日本のユーザーになじみの薄い[YouSendIt]と[UbuntuOne]だけが利用可能となっています。
Dropboxは日本でもかなりメジャーなオンラインストレージサービスですので、FilelinkでDropboxが使えたらと思っているユーザーも多いのではないでしょうか。
そんな方は、Thunderbirdに「Dropbox for Filelink」というアドオンをインストールすることで、Dropboxを再びFilelinkストレージとして利用することができるようになります。
アドオンをインストールすると、添付ファイル付きメッセージ作成時、またはオプション→添付ファイル→送信部で行うことができる[Filelinkセットアップ]ダイアログの中に、Dropboxがオンラインストレージサービスの選択肢として追加されます。
ここでDropboxを選択するとサインイン画面が表示されますので、お持ちのアカウントでサインインしてください。

サインイン後、ThunderbirdがDropboxへアクセスしてもいいかと尋ねられますので、ここで[許可]をクリックします。

許可後、オプション設定→添付ファイル→送信を確認すると、Dropboxの使用領域などが確認できるはずです。

これで大きなファイルを送信する際、[リンク共有]をクリックすることでファイルがDropboxへアップロードされるようになります。

アップロード後はDropboxの[リンク]セクションにファイルが置かれるようになっています。
受信者には以下のようなメッセージが送信され、本文中のリンクをクリックすることでファイルのダウンロードページへアクセスできるようになるというわけです。


このように、ただインストールするだけで、Firefox 13.0 Beta時同様FilelinkでDropboxを利用することができるようになるというアドオンです。
Dropboxが選択できなくなったためにこの機能を使っていないというような方は、インストールしておいてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Dropbox for Filelink(Add-ons for Firefox)
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