このように表示することで画像をよりクッキリと、かつ幻想的に閲覧することができるわけですが、この効果はサイト側で仕込んでおかないと機能せず、通常ユーザーサイドではコントロールできないようになっています。
しかし、画像がたくさん置いてあるようなサイトを閲覧するとき、このようなスタイルでじっくりと画像を楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、Firefoxに「Ambient Aurea」というアドオンをインストールしておくことで、任意の画像にLightbox風の照明効果を付けて閲覧することができるようになります。
「Ambient Aurea」をインストールすると、画像コンテキストメニューに[Image go to Ambient Aurea]という項目が追加されます。
目的の画像上でこれを実行すると、ページ全体が半透明にブラックアウトされ、その画像だけが照明に照らされたような感じでクッキリと表示されるようになります。

*ページのどこかをクリックすれば通常表示に戻ります。
また、ツールバーに設置される専用のボタン
この際、左右に表示される矢印ボタンで画像を選択できるほか、画面右下にはページの画像総数が表示されるようになります。

*ボタンを再度クリックするとスライド機能は停止します。
なお、単一、スライド表示ともに画像の下には各ソーシャルサービスへのシェアボタンが表示されるよういなっており、好みの画像を素早く投稿するようなことも可能です。
オプション設定では、この手のアドオンやスクリプトにはあまり見かけないスタイル調整が可能となっています。
<オプション設定>
■Basics

○実行時の背景カラー:コードの直接入力、および記入部クリックで表示されるカラーチャートから背景色を変更することができます。(デフォルトはブラック)
○背景色の不透明度
○画像コンテキストメニューの表示/非表示
○ソーシャルバー(ボタン)の表示/非表示
○スライドショーの有効/無効:有効にすると再生ボタンが表示され、デフォルトでは5秒間隔でページ上の画像がスライドショー表示されます。(間隔は変更可能)
■Visual Effects

ここでは照明効果のスタイルをカスタマイズすることができます。
デフォルトのソリッドカラー以外に、照明効果色を(任意で指定した)4色のカラーで構成したり、画像から効果色を引用したりすることができます。

また、影のサイズ、シャープネスなどを数値入力により調整することも可能です。
効果の選択、調整した値はプレビューに即反映されるようになっていますので、初めての方でも比較的簡単に好みの効果を設定することができると思います。
このように、画像をより効果的に参照することができるようになるというアドオンです。
よくある同種のツールと比べ、多機能でカスタマイズが可能ですので、ギャラリーなどが備わっているサイトをよく訪問するような方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Ambient Aurea(Add-ons for Firefox)
なお、他にもGoogle Chrome用エクステンションやOpera、safari用拡張機能も用意されていますので、これらブラウザでご利用になりたい方は、オフィシャルサイトからダウンロード/インストールしてください。
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